中国製のロボット「看護師」、タイの病院で大活躍―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月2日(金) 1時0分

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タイ・バンコクの私立病院がこのほど、3人の「看護師」を雇用し、現地のメディアとSNSで注目を集めている。病院の関係者によると、この「看護師」とは実際には無人搬送車で、現在は試用期間の第一段階となっている。

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タイ・バンコクの私立病院がこのほど、3人の「看護師」を雇用し、現地のメディアとSNSで注目を集めている。病院の関係者によると、この「看護師」とは実際には無人搬送車(AGV)で、現在は試用期間の第一段階となっている。今後は病院内の薬局、台所、洗濯室などの各部門の作業に加わり、文書や物品の輸送を請け負う。新華網が伝えた。

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AGVは床に張り巡らされた磁気テープに沿って移動するため、職員は事前にどこに、どの程度停止させておく必要があるのか設定することができる。

関係者によると、これらの「看護師」は中国深セン市の企業が生産したもので、「母国語」の中国語を話すほか、病院側の需要に基づき言語をタイ語に設定できる。そして「看護師」ロボットの導入は娯楽が目的ではなく、主に労働力を節約し、看護師が患者に時間をかけられるようにすることを目指してのことだという。

◆AGVとは?

AGVは「Automated Guided Vehicle」、すなわち無人搬送車のことだ。電磁もしくは光学などの自動ガイド装置を持ち、規定のルートに従い走行し、安全保護及び各種移動・搭載機能を備えた搬送車を指す。

◆身近にあるAGV

昨年末に正式に開港した上海洋山深水港4期自動化コンテナ埠頭は、世界最大の自動化コンテナ埠頭だ。スマートな「運び手」のAGVが、港内を行き来している。これらの搬送車にはスマート制御システムが搭載されており、リアルタイムの交通状況に基づきルートを最適化する。ルート上に渋滞が確認されると、システムが自動的にルートを再設定する。

また広東省恵陽区には、「スーパーロボット」倉庫がある。ロボットの協力により、仕分け担当者は1日に2000−3000歩ほどの移動距離だけで、従来の3倍以上の商品の仕分けが可能となっている。

駐車場で駐車位置を探し、慎重にバックで駐車するのに嫌気がさしている人もいるだろう。レーザーナビゲーション技術を使えば、自動駐車が可能だ。深セン市の企業が生産した「駐車ロボット」は、上述した悩みを解消できるかもしれない。ロボットはたった2分ほどで、車を駐車場入口から適切な位置に運んでくれる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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