中国、独身の半数があまり朝食とらない 専門家「カロリー分配が不均衡に」

人民網日本語版    2018年3月1日(木) 5時40分

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中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網と共同で2005人を対象に実施した調査では、朝食について、回答者の61.4%が「毎朝食べる」、31.4%が「時々食べる」と答えた。

中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網と共同で2005人を対象に実施した調査では、朝食について、回答者の61.4%が「毎朝食べる」、31.4%が「時々食べる」と答えた。また、回答者は、食材がワンパターンになりがちで、栄養豊富にするのが難しいと感じていた。回答者の49.1%は、「関連当局に、朝食を提供する店の手続きを円滑化してほしい」との見方を示した。中国青年報が報じた。

独身回答者のうち「毎朝朝食食べる」は47.5%

調査では朝食について、回答者の61.4%が「ほぼ毎朝食べる」、31.4%が「時々食べる」、5.8%が「たまに食べる」、1.4%が「ほとんど食べない」と答えた。「毎朝食べる」との回答は既婚者が69.2%と、独身者の47.5%を大きく上回った。

朝食を準備する方法については、59.4%が「自分か家族が作る」、45.3%が「レストランか食堂」、34.9%が「路上の屋台」、31.3%が「スーパーかコンビニ」、15.3%が「おやつを食べている」、6%が「間に合わないことが多い」と答えた。朝食にかける時間については、5-15分が最多で63.8%、15-30分が22%で2番目に多かった。

調査によると、回答者の56.5%が「食材がワンパターンになりがち」、54.1%が「栄養豊富にするのが難しい」と感じていた。また、不規則(41.9%)、不衛生(32.7%)、ゆっくり食べる時間がない(31.1%)などと答え、「質の高い朝食が取れている」との回答は1.9%にとどまった。

北京積水潭病院栄養科の趙霞主任によると、現在、多くの人の朝食が時間や種類の面で昼食や夕食に劣り、朝食により摂取できているカロリーは1日の総カロリー量の25-30%にとどまっている。

56.7%「仕事が忙しく生活のリズムが速い」ため朝食がちゃんと食べられない

調査によると、朝食の質を下げる原因について最も多かった回答は「仕事が忙しく生活のリズムが速い」で56.7%、以下、「朝起きられない」(51.5%)、「朝食が大切だとは思っていない」(47.4%)、「ダイエットのため」(32.5%)、「朝食より夕食のほうが大切」(26.9%)、「健康的で栄養ある朝食が手に入りにくい」(26.8%)、「面倒くさい」(22.6%)と続いた。

ちゃんと朝食を取らないとどんな影響があるのだろう?調査では、回答者の56.1%が「元気が出ず、気分もすぐれない」、54.7%が「仕事や勉強の効率が下がる」、45.8%が「体質が悪くなる」、41.3%が「肝臓結石や低血糖症などの原因になる」、35.5%が「体重が減るどころか逆に増える」と答えた。

趙科長は、「朝食を食べず、三食を規則正しく食べないと、まず、カロリーの分配が不均衡になる。お腹がすいていると、昼食や夕食の量が増え、カロリーの取りすぎになりがち。また、朝食の内容のバランスが悪い、例えば、タンパク質だけで炭水化物がないとなると、脳の働きにも影響が出る」と注意を促す。

49.1%「関連当局に、朝食を提供する店の手続きを円滑化してほしい」

規則正しく、栄養ある朝食を食べるにはどうすれば良いのだろう?調査では、回答者の49.1%が「関連当局に、朝食を提供する店の手続きを円滑化してほしい」、48.5%が「朝食が食べられる場所を都市建設計画に盛り込んでほしい」、46.2%が「朝食の大切さをもっとPRしてほしい」、41.8%が「若者は合理的にスケジュールを組み、良い生活習慣を身に付けなければならない」などの見方を示した。

回答者のうち、00後(2000年以降生まれ)が1.5%、90後(1990年代生まれ)が25.2%、80後(80年代生まれ)が52.8%、70後(70年代生まれ)が15.1%、60後(60年代生まれ)が4.5%だった。独身の回答者は16.8%、未婚だが恋人がいる回答者は14.5%、既婚者は66.7%だった。(編集KN)

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