<中国人観光客が見た日本>川端康成の「雪国」の世界へ、そこで感じた温かみに日本への恨みや偏見はなくなった

Record China    2018年3月3日(土) 13時0分

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27日、個人旅行で日本を訪れた中国人がこのほど、越後湯沢を訪れた時の感想を自身のブログにつづった。

2018年2月27日、個人旅行で日本を訪れた中国人がこのほど、越後湯沢を訪れた時の感想を自身のブログにつづった。以下はその概要。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」。これは川端康成の「雪国」の書き出しで、中国人にもよく知られている。日本の雪国のイメージといえば、ほとんどの中国人が北海道を想像するだろう。そこで舞う粉雪は、多くの人が雪国に抱く美しい幻想を満たしてくれる。

だが、川端康成の「雪国」の舞台は新潟県の小さな町・越後湯沢だ。東京から新幹線で80分ほどで行くことができ、多くの若者がスキー板を背負って訪れる。たとえスキーが好きではなかったとしても、雪を見たり、温泉につかったりして1日過ごせば十分に満足できる場所だ。

私たちが泊まったのは「双葉」というホテル。フロントには中国語ができるスタッフがいて、スノーブーツを貸してくれるサービスがあった。私は以前、ネットで「Sorel」を買ったのだがサイズが合わなかったために今回は持ってこなかった。その結果、私の靴は雪で湿ってびしょびしょになってしまったのだ。街中は除雪が行き届いているが、本当に雪深くて大変なのだ。

日本に来たからには居酒屋は外せない。私たちが行ったのは、ホテルの向かいの通りにあった居酒屋で、メニューにはすき焼きや寿司があった。夕食はホテルで済ませていたので、海鮮料理を数品とサラダ、ビールを注文した。日本の生ビールは本当においしい。どこで注文しても、間違いはなかった。越後湯沢駅の周りには土産物屋がたくさんあり、飲食店で食べておいしいと思ったコメも売っていた。

全体的な印象として、日本は本当に清潔で、国民一人ひとりの素養が高い場所だった。私はこの旅を通して、日本の人々の温かさを肌で感じ、民族の恨みと個人的な偏見という荷物を降ろすことができたと思う。日本は本当に一度訪れてみる価値のある国だ。そして越後湯沢も。人生は短く、世界は広い。まだまだいろいろなところに美しいものを求めて行きたいと思う。(翻訳・編集/北田

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