花蓮地震で最後の行方不明者だった大陸部観光客2人の遺体収容

人民網日本語版    2018年2月27日(火) 14時0分

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台湾地区花蓮県で発生したM6.5の大地震から19日間が経ち、最後まで行方不明だった大陸部観光客の遺体が、25日午後2時ごろ、損壊した雲門翠堤ビルから捜索隊員によって収容された。新華社が報じた。

台湾地区花蓮県で発生したM6.5の大地震から19日間が経ち、最後まで行方不明だった大陸部観光客の遺体が、25日午後2時ごろ、損壊した雲門翠堤ビルから捜索隊員によって収容された。新華社が報じた。

花蓮県消防局の林文瑞・局長は取材に対し、「この2人の犠牲者は、高齢の夫婦だった。遺体は、建物の梁や壁に挟まれていた」と説明した。

6日午後11時50分、花蓮でM6.5の大地震が発生し、9人の大陸部観光客を含む計17人が犠牲となった。

地震後始まった捜索活動において、大陸部観光客2人の遺体は、損壊した雲門翠堤ビルの瓦礫から収容するのが極めて難しい状況にあった。家族の同意を得て、花蓮県政府は11日、大型機械を使い、玉ねぎの皮を剥くように少しずつ瓦礫を撤去していくことで下層部の圧力を軽減させ、遺体を収容した。

作業は昼夜の別なく続けられ、25日朝、捜索隊員は小型の掘削機で目標とするエリアの周囲の瓦礫を除去し始め、県特捜チームの隊員が手で土石を取り除き、ついに遺体の収容に成功した。

花蓮県の傳県長は、25日に開かれた記者会見において、「遺体は葬儀会場に運ばれ、県は遺族に事後処理について通知した」とした。犠牲者2人の遺族一行は26日、花蓮に到着する。(編集KM)

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