小平奈緒が李相花抱きしめた平昌五輪の名場面、「韓国社会にフェアプレー精神と共同体精神望む」と韓国紙

配信日時:2018年3月2日(金) 12時50分
小平奈緒が李相花抱きしめた「名場面」、韓国紙の伝え方は…
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平昌五輪のスピードスケート女子500Mで銀メダルに終わった韓国の李相花を抱きしめた金メダルの小平奈緒。このシーンを韓国紙は「名場面」と称賛し、「韓国社会にフェアプレー精神と共同体精神を望む」と訴えている。写真は平昌五輪の競技会場。
2018年3月2日、平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで銀メダルに終わった韓国の李相花を抱きしめた金メダルの小平奈緒。このシーンを韓国紙は「名場面」と称賛し、「韓国社会が『フェアプレイ精神』と競争者や隣人に配慮する『共同体精神』を特に涵養(かんよう)していくことを望む」と訴えている。

中央日報は平昌五輪を振り返る元駐英国大使で成均館大学国家戦略大学院教授の秋圭昊氏のコラムを掲載。この中で秋氏は「今回の平昌五輪がわれわれ韓国社会に投げかけたことは何だろうか」として、「民族談論」(民族談話と論理)の退化現象と韓国社会の「公正性」を望む市民社会の熱望を挙げた。

「民族談論」については、「韓国と北朝鮮が一つであることを見せた開会式の合同入場のような行事がいわゆる『平和オリンピック』を宣言する効果はあったが、韓国の市民社会から過去のような熱を帯びた呼応を受けられず残念に思った」と指摘。その理由としては「何度かあった類似の南北共同スポーツ行事が民族意識を高めたことはあったが、結果的に一過性の儀式に終わってしまった様子を見てきたためではないかと思う」との見方を示している。

「公正性」に関しては「1月に女子アイスホッケー種目で南北合同チームを構成するという方針が発表された時、20、30代に表現される若者たちの広範囲にわたる拒否感の表出は新しい現象だったと言える」と言及。「若者たちは韓国代表チームが一定の譲歩をしなければならず、北朝鮮チームには参加の特権が与えられたことを公正ではないと判断した」としている。

さらに「オリンピックでは競技のルールにのっとった公正な競争(フェアプレー)が何よりも重視される。ルールに反する場合は勝ったように見えても、客観的で厳正な審判判定を通じて失格になる」と説明。「今回のオリンピックで私にとって最も印象深かった場面は李相花選手のスピードスケート女子500メートルの決勝だった」と述べた。

秋氏は「最大のライバルで金メダルを取った日本の小平奈緒選手と一緒にそれぞれの国旗を手に観衆に一人ひとりあいさつをしていた場面は公正な競争を超えるスポーツマンシップを見せてくれたと同時に、特に韓日両国の国民に忘れられない場面として刻印されたのではないかと思う」と強調している。

その上で「われわれはこのようなオリンピックの遺産を大切に育てていかなくてはならない。韓国社会が『フェアプレー精神』と競争者や隣人に配慮する『共同体精神』を特に育成していくことを望んでやまない」と提言。「このような精神を土壌にすれば、韓国の市民社会はもっと安全でもっと幸せな日常生活を営むことができるようになるだろう」と論じている。(編集/日向)
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