サービスの押し売り、中国人観光客への「特別待遇」に怒り―中国メディア

Record China    2018年2月28日(水) 10時50分

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26日、中国新聞網は、東南アジアなどの国で中国人観光客に対するチップの強要などが横行しており、税関係員までもが堂々とチップを求める状態だと伝えた。資料写真。

2018年2月26日、中国新聞網は、東南アジアなどの国で中国人観光客に対するチップの強要などが横行しており、税関係員までもが堂々とチップを求める状態だと伝えた。

昨年9月に新婚旅行でタイを旅行した王(ワン)さんは、バスの運転手からガイド、ホテルのポーターや清掃係、レストラン、商店まで至る所でチップを渡した。記事によると、東南アジアではサービス担当者の給料が安く、チップを渡すのが慣例的なルールになっているという。

しかし、記事によると、現地では担当者がチップを強要するケースも目立つという。王さんは「ホテルに入ると、必要なかったのにポーターに荷物を奪われた。しかも荷物が届くまで部屋で30分も待たされたのに謝罪の言葉もなく、ドアの前で突っ立っている。チップをもらうまで帰らないのだと分かった。6日間で300元(約5100円)のチップを渡したが、本当に労働とサービスの対価として支払ったチップはどれだけだっただろうか」と語った。

春節でベトナムに家族旅行した北京の女性は、出発前に添乗員から「出入国の際には10元(約170円)のチップをパスポートに挟み、係員に渡してください。そうしないと別室に連れて行かれます」という注意を受けた。渋々従ったが、一緒に並んでいたロシアの人たちが誰もチップを用意していないことに気付いたという。さらに出国時には係員がリュックサックに付いている人形をくれと言ってきた。女性は「面倒を起こしたくないからあげたけれど、本来楽しいはずの旅行が台無し」と漏らしたという。

記事は、「ベトナム以外にもカンボジア、タイのプーケット、インドネシア、さらにはメキシコの税関でもチップを求められるケースがしばしば発生しており、拒否したことで暴力的な扱いを受けるケースも少なくないようだ」とも伝えた。

中国人ばかりにチップを強要してくる現象について、ある専門家は「元々は一部の中国人観光客が出入国の際、便宜を図るために係員にお金を渡していたことが始まり」と指摘している。(翻訳・編集/川尻

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