中国の地図問題で京セラが謝罪―中国メディア

Record China    2018年2月26日(月) 16時50分

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26日、人民網は、日本企業・京セラの中国語公式サイトに掲載されている中国国内拠点の場所を示す地図が不完全なものであったとして、同社がサイト上で謝罪声明を出したことを伝えた。写真は同社ウェブサイトのキャプチャ画像。

2018年2月26日、人民網は、日本企業・京セラの中国語公式サイトに掲載されている中国国内拠点の場所を示す地図が不完全なものであったとして、同社がサイト上で謝罪声明を出したことを伝えた。

記事は「京セラの中国語公式サイト内の各地の拠点紹介ページで使用されている中国の地図で、チベット、新疆、台湾、海南、内モンゴル広西、寧夏などの省、自治区の全部または一部が省略されているほか、世界ネットワークの紹介コンテンツでは台湾が中国大陸、韓国、ベトナムと並列でされているとの情報がネット上で拡散し、注目を集めた」と紹介した。

ネットユーザーからは「会社の業務エリアを示すのに中国の一部地図を使うというのは、別に悪いことではない」との意見が出る一方で、「地図で示されたエリアよりも京セラの営業範囲は広いはずなのに、どうして一部しか表示しないのか」との疑問の声が出たという。

同社は25日、中国語公式サイト上で「拠点分布図で完全な中国地図を使わなかったとの指摘がメディアから出ていることについて、心よりお詫び申し上げます。問題発見後、直ちに関連ページを削除しました。今回の件を教訓として、今後同様の問題が発生しないように努めます。われわれの怠慢により、皆さまに誤解を与え不快な思いをさせたことに対し改めて深く謝罪します」との声明を発表した。

記事は北京時間25日午後1時時点で、問題の地図のページと、世界ネットワークを紹介するページが削除されているのを確認したと紹介。一方で、中国国内の拠点所在地を紹介する「中国の京セラ」コンテンツでは、台湾の拠点が記載されないままになっていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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