書店からスーパーまで、中国で広がる小売「無人化」の波―シンガポール紙

Record China    2018年2月27日(火) 10時50分

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25日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国ではここ1年、スーパーマーケットから書店、レストランまでさまざまな小売業種で「無人化」の波が広がっている。写真は中国の無人スーパー。

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2018年2月25日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国ではここ1年、スーパーマーケットから書店、レストランまでさまざまな小売業種で「無人化」の波が広がっている。参考消息網が伝えた。

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広東省広州市では先月、店員のいない「未来型書店」が正式オープンした。客は入り口のスマートフォンのQRコードを読み込ませ、自動ドアを開けて入店。中に店員はおらず、客は本などの商品をレジへ持っていき、自分でスマホを使って代金を支払う。支払いが確認されると、出口のドアが開き、外へ出られる仕組みだ。経営者によると、客は若い企業家など新技術に関心が高い人が多く、反応は上々という。

中国コンサルタント会社のアイメディア・リサーチが発表した「2017年中国無人小売ビジネス研究報告」によると、同年の中国の無人小売業売上高は約389億4000万元(約6561億円)。20年には281%増え、22年には1兆8000億元(約30兆3300億円)に急増するとみられる。

小売業の無人化が進む背景には、中国国内の人件費高騰がある。経営者は店舗を無人にすることで、浮いたコストを研究開発費に回す。一方で、デリバリー・宅配サービスが充実した中国で、どれだけの人が実際に店舗へ行くかなど、不透明な要素も多い。(翻訳・編集/大宮)

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