中国の空母、計画に基づいて海上試験を続行―中国国防部

Record China    2011年12月29日(木) 17時55分

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28日、中国国防部の楊宇軍報道官は、これまでに中国の空母が行ってきた海上試験は所期の効果をあげており、空母は現在、計画に基づいて後続の科学研究試験を海上で行っていると説明した。写真は3回目の試験航行のため空母不在の大連港。

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2011年12月29日、新華ネットの報道によると、中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は28日の定例記者会見で、これまでに中国の空母ウクライナから購入した空母「ワリャーグ」を改修したもの)が行ってきた海上試験は所期の効果をあげており、空母は現在、計画に基づいて後続の科学研究試験を海上で行っていると説明した。

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楊報道官は「中国の空母が20日から3回目の海上試験を行った」との報道について次のように話した。空母の科学研究試験は長期的なプロセスで、空母は今後も必要に基づいて試験航行を行い、関連の科学研究試験と訓練を行う。皆さんが空母の科学研究試験を理性的にとらえることを望んでいる。

ロシアが中国へのアレスター・ワイヤーの売却を拒否しているため、アレスター・ワイヤーの配備が遅れている」との報道について楊報道官は次のように述べた。その報道はまったく根拠のないものだ。中国軍は自力でイノベーションを進める原則に基づいて武器装備を開発し、主に自力で研究開発と生産を進めている。アレスター・ワイヤーを含む空母の主なシステムや装備も、自力で開発、改修している。

海外軍事基地の建設に関する問題について、楊報道官は次のように説明した。中国は防御的国防政策を推進しており、海外に軍事基地を設立したことはない。中国の海軍艦隊が遠洋航海をするときに、沿海国の港で補給を行っているが、このような補給は各国の海軍も行っていることだ。

また次のように述べた。中国海軍は、海上の安全、領海主権、海洋権益を守る任務などを担っている。近年、海軍は総合作戦能力の近代化に重点的に取り組み、整備のタイプ転換を積極的に進めている。近海防衛という中国海軍の戦略が変わってないことを、特に強調しておきたい。

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