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日本の漫画誌がチンギス・ハンを侮辱=朝青龍が激怒、在日モンゴル人が26日に抗議デモ

配信日時:2018年2月24日(土) 16時0分
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15日発売の月刊漫画誌に、チンギス・ハンを侮辱する作品が掲載されたとして、在日モンゴル人の間で怒りが広まった。26日には抗議デモを行う予定だ。写真はモンゴル。

2月15日発売の月刊漫画誌「コロコロコミック」に、チンギス・ハンを侮辱する作品が掲載されたとして、在日モンゴル人の間で怒りが広まった。モンゴル大使館や大相撲・元横綱の朝青龍や横綱白鵬もSNSで抗議。小学館は23日までに謝罪文を発表したが、在日モンゴル人は26日に抗議デモを行う予定だ。

コロコロコミックが掲載したギャグマンガ「やりすぎ!!!イタズラくん」は、チンギス・ハンの肖像にかんして問題を出す場面を登場させ、「モンゴル国の皇帝 チ( )・( )ン」の空欄を左から「ン」「チ」と書き込み、チンギス・ハンの肖像の額部分に、デフォルメした男性器を書き込んだ。

同作品には22日までに朝青龍がツイッターで強い怒りを表明。その後、モンゴル大使館や白鵬なども抗議したことなどで在日モンゴル人全体に怒りが広がった。

小学館は23日になり「モンゴル国国民の皆様をはじめチンギス・ハーンを敬愛する全ての方々にご不快の念を抱かせましたことを、深くお詫び申しあげます」などとする謝罪文を発表したが、24日早朝までに、SNSによる在日モンゴル人や中国領内モンゴル出身者に抗議デモの参加呼び掛けが拡散した。

同呼び掛けは「モンゴル民族の人々はだれもがチンギス・ハーンへの侮辱として強い憤慨を感じております。このような他民族を侮辱し、その尊敬を損なうことは到底許されません」などと、強い憤りを示し、26日午後1時から小学館本社ビル前で実施する小学館本社ビル前でのデモ参加を呼び掛けた。

同呼び掛けは「管轄の警察署に届け出済みなので、法規に順守し、秩序を守り、デモ行進を行いましょう」としている。

モンゴル国(旧モンゴル人民共和国)では社会主義政権時代、歴史的なモンゴル民族の勢力拡大は大侵略であり、チンギス・ハンは大悪人だったとする旧ソ連の見解を受け入れた「自虐史観」を採用した。しかし1990年代のソ連崩壊と民主化に伴い、チンギス・ハンを英雄視する伝統が復活した。

中国領の内モンゴルでも、1980年代からチンギス・ハン評価の意見が比較的自由に表明できるようになった。在日モンゴル人の間からは「日本には天皇という民族の『軸』がある。モンゴル民族に現在の『軸』は存在しないが、歴史上はチンギス・ハンという『軸』がある」などとして、チンギス・ハンは日本の天皇と同じ、民族のシンボルとする意見が聞かれる。

今回の件では強い怒りを示したモンゴル人だが、対日感情は一般に極めてよい。日本語を学ぶモンゴル人は、自国語と文法が類似していることからも、日本人に対して改めて親近感を感じるという。

なお、モンゴル語で「ハン」は特定地域の支配者、「ハーン」は全世界を統括する支配者を意味する。中国の「王」と「皇帝」に対応する概念だ。チンギス・ハンは自らを「ハン」と称したが、後世になり「ハーン」とする場合が増えた。(翻訳・編集/如月隼人

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