春節の消費明細に変化、人々の消費のアップグレードを反映

人民網日本語版    2018年2月24日(土) 16時40分

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春節(旧正月、今年は2月16日)連休期間中、多くの人々がショッピングと娯楽を楽しむのと同時に、その「春節の消費明細」をネットでシェアしている。これまでと比べ、今年の消費明細には新たな変化が見られた。

春節(旧正月、今年は2月16日)連休期間中、多くの人々がショッピングと娯楽を楽しむのと同時に、その「春節の消費明細」をネットでシェアしている。これまでと比べ、今年の消費明細には新たな変化が見られた。年越し用品の種類は更にバラエティに富んで、これまでの鶏や鴨、魚や肉だけでなく、様々なシーフードなども加わり、娯楽も多様化し、旅行や映画といった娯楽は従来に比べますます人気をあつめている。これらの変化は、国民消費のアップグレードを示していると言えるだろう。

▽お年玉や人付き合いのためのギフトに関する支出アップ

河北省唐山市で働いているTさん(仮名)は春節期間だけで年収の3分の1に相当する1万2千元(1元は約16.8円)を消費したという。

Tさんは取材に対し、この金額には年越し用品やギフト、子どもたちに渡すお年玉などが含まれていると答えた。

春節における支出では年越し用品だけでなく、お年玉や人付き合いのための支出がさらに多い。中国の三線都市で暮らすDさん(仮名)によると、春節期間に消費した2万700元のうち、お年玉や人付き合いのための支出は9割以上を占めたという。

農村地域における人付き合いのための支出は更に多いという点は注目すべきだろう。華中師範大学中国農村研究院が発表した研究報告によれば、2016年に中国農村家庭における人付き合いのための平均支出は5297.47元で、家庭総支出の16.16%を占めるという。

▽旅行や娯楽文化への支出が上昇

人々の生活レベルが向上するのにつれて、春節期間中、人々はすでにお腹いっぱい食べたり、新しい服を手に入れるといったスタイルから、旅行や精神的な満足感を得るための娯楽を通じて祝日を過ごす人がますます多くなってきている。

国家観光局データセンターによれば、今年の春節期間における観光客数は全国延べ3億8600万人に達しており、前年比12.1%増を実現。また観光収入は4750億元で、前年比12.6%の増加を実現している。

銀聯の報告によれば、過去3年間において海外旅行を選ぶ中国人観光客は海外の美しい風景を楽しむのと同時に、その地域特有の文化ショーなどを通じて海外文化を体験することを好む人がますます増加しているとしており、これは消費体験の更なる促進を意味している。

▽人々のニーズは食品や衣服から娯楽へ変化、消費レベルのアップグレードを反映

人々は今では単に爆買いするのではなく、品物の質も重視し始めている。例えば、「春節の消費明細」において、これまでの鶏や鴨、魚や肉だけでなく、様々なシーフードなどもまた「標準装備」の中に加わるようになってきている。

ECプラットフォームはこうしたトレンドを敏感に捉えており、淘宝は数多くの老舗ブランドと提携して21種類の特製贈答品を消費者に提供し、消費者の質へのこだわりに応えた。また京東はニュージーランド産のキウィや、タイ産のブラックタイガーなどの輸入食品を用意し、消費者に各国のグルメを提供した。

春節期間は、商店街や映画館、大型ショッピングモールは人で混み合っていた。

商務部の調査によると、大晦日から正月六日(2月15日から21日)までの間、全国の小売及び飲食企業の売上高が約9260億元に達し、去年の春節長期休暇と比べ10.2%増となった。

商務部によれば、2018年春節長期休暇の間、全国消費市場は年越しの雰囲気を受けて、商売が繁盛し、年越し用品の購入や市場、縁日、年越しの宴である「年夜飯」といった伝統的な消費活動が盛んになっているほか、旅行や読書、映画鑑賞、展覧会などの新しい消費活動も注目を集め、年越し用品のネット購入や食品のネット注文、モバイル決済、カスタマイズ旅行、シェア旅行などの新しい業務パターンが消費者に好まれている。人々は、適度かつグリーンという消費理念を持ち、高品質で個性的、カスタマイズされた消費がトレンドになっている。(編集HQ)

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