春節連休 銀聯ネットワークの取引が記録更新

人民網日本語版    2018年2月24日(土) 22時0分

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2018年春節連休期間(2月15〜21日、旧暦の大晦日から1月6日にあたる)には、銀聯ネットワークを介した取引が過去最高を更新し、取引金額は6790億元(1元は約16.9円)に達して前年同期比47%増加し、取引件数は4億6200万件で同35%増加した。

中国銀聯が22日に発表した春節(旧正月、今年は2月16日)の消費に関する最新のデータをみると、2018年春節連休期間(2月15〜21日、旧暦の大晦日から1月6日にあたる)には、銀聯ネットワークを介した取引が過去最高を更新し、取引金額は6790億元(1元は約16.9円)に達して前年同期比47%増加し、取引件数は4億6200万件で同35%増加した。質の高い外食や文化・娯楽方面の消費が伸びており、消費バージョンアップの加速傾向が明らかだった。

消費構造をみると、休日ショッピング、一家団らんの食事、旅行・移動、文化・娯楽活動が今年の春節連休における消費の4大テーマだった。具体的な増加ペースをみると、外食とショッピングの増加率が上位にある。春節連休に銀聯ユーザーのショッピング関連の消費金額は同43%増加し、外食関連の消費金額は同約50%増加し、中でも特に質の高い外食サービスの増加率が大きかった。

春節に集まって食事をするのは伝統的な習慣というだけでなく、家族が集まって団らんし、新しい年を迎え、新年の多幸を祈るための重要な儀式でもある。春節連休の全国の外食消費1件あたりの平均金額は他の祝休日よりも高く、ミドルグレードからハイグレードの質の高い外食消費の規模が大幅に拡大し、前年同期比60%以上増加した。特に石家荘や呼和浩特(フフホト)などの都市で規模が急速に拡大した。

春節にはおいしいものを食べたいだけでなく、生活水準の上昇にともなって、人々は食をめぐる精神的な充足感も求めるようになった。春節連休には、芝居を見る、映画を見る、アミューズメントパークで遊ぶなどの文化・娯楽活動がふんだんにあり、銀聯ネットワークでもアミューズメントパークを代表とする娯楽関連消費の取引金額が同46%増加し、映画などの文化芸術関連消費の取引金額も同約70%増加した。映画をはじめとする文化娯楽活動は年越しの新たな風俗になりつつある。

移動については、やはり「故郷に帰る」のが春節の変わらぬテーマであり、旅行に出かけて家族と楽しいひとときを過ごすという人がますます増えている。移動取引データによれば、旧暦の12月に入ると道路や鉄道の旅客輸送、航空券などの移動関連の消費が徐々に増加し、春節連休中は航空券の消費増加率がトップに立った。マイカーによる移動は自分でルートを決められ、楽しくワクワクするものであることから人気が高まっており、春節連休にはガソリン関連の取引金額の増加率が同20%を超えた。

消費バージョンアップは決済手段のバージョンアップとともにやって来た。決済体験が最適化を続け、機能はますます多彩になり、決済シーンがさらに充実するにつれ、銀聯のモバイル決済商品も一層歓迎されるようになった。春節連休には、電子お年玉のプレゼントといったイベントが盛んで、銀聯の「クイックパス」やQRコードによる決済取引が同6.8倍も増加した。「クラウド・クイックパス」でのお年玉の受け取りが話題になり、「シェイク1回でお年玉」や「スワイプ1回でお年玉」も休日消費の新たな流行になった。

海外に目をやると、銀聯カードは今や中国人の海外旅行で使い慣れた決済ツールになっている。自由旅行や深く味わう旅がトレンドになり、今年の春節海外旅行消費にも3つの新しい特徴がみられるようになった。第1に、海外旅行の目的地が分散し、中国人観光客は連休中、銀聯カードを受け入れた168カ国・地域のうち127カ国・地域でカードを利用しており、昨年より10カ所多かったことが挙げられる。「一帯一路」(the Belt and Road)の沿線各国が人気の旅行先になり、トルコ、モロッコ、スリランカなどでは銀聯カードの取引金額が前年同期の2倍以上になり、アラブ首長国連邦(UAE)やロシアなどは同約40%増加した。第2に、旅行での消費がますます多様化し、海外のレストラン、スーパー、ガソリンスタンドなどでの銀聯カード取引金額が急速に増加した。第3に、銀聯のモバイル決済商品の人気が高く、携帯電話のクイックパスやQRコードを利用した海外取引金額は同約150%増加し、取引件数は3倍近く増えた。(編集KS)

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