横行するハッキング・ビジネス、市場規模は1200億円以上―中国

Record China    2011年12月29日(木) 0時31分

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26日、中国でこのほどインターネット上の個人情報数千万件が流出する大規模なハッカー事件が発生した。報告書によると、中国の“ハッキング・ビジネス”市場規模は100億元(約1200億円)規模に上る。資料写真。

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2011年12月26日、第一財経日報によると、中国でこのほどインターネット上の個人情報数千万件が流出する大規模なハッカー事件が発生した。

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事件は同21〜26日の6日間に発生。大手サイト数カ所から利用登録者のID、パスワード数千件が盗まれ、公開されたという。ポータルサイトの「天涯」では4000万人分のIDが流出したとみられる。

中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した報告書によると、中国で今年上半期に「個人情報を盗まれた」人は約1億2100万人。ネット利用者全体の24.9%に達した。今年9月に開かれたインターネットの情報安全フォーラムに寄せられた報告によると、中国の“ハッキング・ビジネス”市場は100億元(約1200億円)規模に上り、“有能な”ハッカーは年に5000万元(約6億円)近くを稼ぐという。入手した個人情報を単純に転売するだけでは利益が薄いため、サイトのライバル企業に売ったり、フィッシング詐欺や迷惑広告に利用するなど、ハッキング・ビジネスの“高度化”も進んでいるという。(翻訳・編集/AA)

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