黄砂による健康被害が台湾で深刻、年間440人が死亡―喘息や心血管疾患で

Record China    2011年12月28日(水) 12時50分

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27日、中国から飛来する黄砂には微粒子状物質PM2.5が含まれており、黄砂による健康被害が台湾で懸念されている。写真は11年6月、新疆ウイグル自治区で発生した黄砂。

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2011年12月27日、参考消息(電子版)によると、中国から飛来する黄砂による健康被害が台湾で懸念されている。

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台湾の専門家グループの研究によれば、大気中に漂う微小粒子状物質PM2.5は喘息や心血管疾患などの病気と関連があり、年間440人が黄砂が原因で死亡している。黄砂にはPM2.5も含まれ、特に台湾北部では16人が慢性的な心血管疾患で死亡しており、微小粒子状物質によると見られる急性の炎症や自律神経への影響、突然死、心拍数の異常など、健康への影響も軽視できないと指摘されている。

報告書によると、若年層は身体能力が高いことから黄砂が原因と見られる症状が起きるのは数日経ってからの場合が多いが、高齢者層は黄砂が飛来した当日に発作が起き、中にはその日のうちに死亡してしまうケースもあり、PM2.5に関する環境基準の厳格化や、中台間の環境汚染の抑制に向けた取り決めなどが求められる。(翻訳・編集/岡田)

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