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26日、中国広東省と香港を結ぶ高速鉄道・広深港高鉄の広州〜深セン部分が開業した。この路線は、国内の高速鉄道網における南北方向の主軸の一部となる。7月に浙江省温州市で40人の死者を出した大規模な高速鉄道脱線事故を受け、開通が延期されていた。
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2011年12月26日、中国広東省と香港を結ぶ高速鉄道・広深港高鉄の広州〜深セン部分が開業した。この路線は、国内の高速鉄道網における南北方向の主軸となる北京〜香港路線の一部を形成する。人民日報など複数の中国メディアが伝えた。
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このほど開通した広州〜深セン間の路線は、102キロの区間を最高時速300キロ、時間にして35分で結び、1日36便を運行する。料金は1等が100元(約1240円)、2等が75元(約930円)。本来は8月の開業を予定していたが、7月に浙江省温州市で40人の死者を出した大規模な高速鉄道脱線事故を受け、延期されていた。なお、この事故に関してはいまだ正式な原因調査結果が発表されていない。
同路線は2015年に香港まで延伸する予定。これが開通すると、北京と香港はおよそ10時間で結ばれることになる。香港と広州・深セン・東莞・珠江デルタなど広東省の主要都市はすでに1日移動圏となっているが、今後は、長沙(湖南省)や武漢(湖北省)など多数の内陸都市とも数時間圏内となり、往来が活発になる。
そこで期待されるのが“香港人の北上”による消費や投資の拡大だ。観光業や文化産業以外で、不動産市場での期待度が特に高い。広東省内の沿線物件は言うまでもなく、上記のような内陸都市の物件についても、香港からの見学ツアーが訪れはじめているという。(翻訳・編集/愛玉)
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