金正恩氏は功を急ぐあまり「先軍政治」に手を加える?リスク満載の新体制―中国誌

Record China    2011年12月23日(金) 5時45分

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21日、中国の時事週刊誌・中国新聞週刊は、金正日総書記の後継指導者となった金正恩氏が直面する「3つの課題」を考察した。写真は20日、金総書記の霊前を訪れた後継者の正恩氏と大勢の幹部。

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2011年12月21日、中国の時事週刊誌・中国新聞週刊は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継指導者となった金正恩(キム・ジョンウン)氏が直面する「3つの課題」を考察した。以下はその概略。

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それによると、1つ目の課題は「『80後』(80年代生まれ)の若者が、80歳を超えた年寄り相手にどこまで渡り合えるか」。朝鮮労働党の中央委員会政治局の常務委員5人のうち3人が80歳を超えており、その中でどのように名実ともに権力を掌握し、「金正恩体制」を築いていくのか。

2つ目は「党内の元老からどのように権力を奪い返すのか」。金総書記は正恩氏とともに妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)氏も大将の地位に昇進させている。これは息子を助けて欲しいという思いからだろうが、金氏と夫の張成沢(チャン・ソンテク)氏が果たして大人しく正恩氏の言うことを聞くだろうか。

そして、3つ目は「改革のリスク」。正恩氏は功績を上げるため、父の「先軍政治」を自分なりに改良するのではないか。だが、数十年も閉鎖していた国が改革を行おうとすれば、どうなるか。北朝鮮の若者がインターネットを通じて広い世界を知った時、そして自分を客観視できるようになった時が最もリスクが高まる時ではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

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