中国の美食愛好家が世界を変える、アボカド輸入量7年で1万3000倍に―中国メディア

Record China    2018年2月20日(火) 19時20分

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18日、中国メディアの新華社は「中国の美食愛好家が世界を変えている」と伝えている。写真はアボカド。

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2018年2月18日、中国メディアの新華社は「中国の美食愛好家が世界を変えている」と伝えている。

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クレディ・スイスの報告書によると、中国の中間層は2015年時点で1億900万人を突破し、米国の9200万人を上回った。マッキンゼー・アンド・カンパニーも、中国では20年に約4億人が中間層になると予測している。増え続ける中間層の間で、食や健康への関心が高まっており、有機食品や輸入食品が新たな選択肢として注目され需要を伸ばしている。

国連商品貿易統計データベースによると、10年に1.9トンだった中国のアボカド輸入量は、16年に2万5000トンまで増加した。わずか7年の間に1万3000倍にも増えている。最大の輸出元である南米のチリでは、中国市場の急激な需要拡大に対応するため、他の産業にまで影響が生じており、農業でも生産調整がたびたび行われているという。

中国では非遺伝子組み換え大豆の需要も増えている。世界第2の大豆生産国ブラジルでは、生産の主流は遺伝子組み換え大豆だが、豆製品を好む中国人向けに非遺伝子組み換え大豆の生産も継続しており、今後の増産などに向けて研究開発も行っているという。

中国では近年、チリ産チェリーの需要も高まっている。最大の輸出元となっている農場では、出荷用のラインで画像検査システムを使うようになった。1粒ごとに60枚もの画像を撮影し、傷の有無やグレードを見分けるという。農場関係者は「中国とチリとでは好みが違うためだ」とし、「さらなる需要の拡大を図っている」と話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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