新たに進化した金博洋が「大魔王」羽生結弦に迫る―中国メディア

Record China    2018年9月19日(水) 16時50分

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16日、騰訊体育は、フィギュアスケート男子で圧倒的な実力を見せる羽生結弦を「大魔王」と表現し、中国の金博洋が進化を遂げ、その羽生に迫ろうとしていると伝えた。

2018年9月16日、騰訊体育は、フィギュアスケート男子で圧倒的な実力を見せる羽生結弦を「大魔王」と表現し、中国の金博洋(ジン・ボーヤン)が進化を遂げ、その羽生に迫ろうとしていると伝えた。

山東省青島(チンタオ)で行われた中国ナショナルグランプリ大会で、金はショートプログラムで101.40点をマーク。フリーで若干のミスはあったものの、244.18点で優勝した。

記事は金について、「2016年と17年の世界選手権でいずれも銅メダルを獲得し、中国フィギュアスケート界における男子シングルスの開拓者と先駆者となった。しかし今年の平昌五輪では、最終的にハビエル・フェルナンデス(スペイン)、羽生結弦、宇野昌磨に敗れ、4位となった。また、その後の世界選手権では、ショートが4位、フリーが23位となり、最終的に19位の成績で終わった」と紹介した。

続けて「その後、22年冬の北京五輪を目標に、ナショナルチームは金の拠点をカナダに移し、羽生結弦のコーチでもあるブライアン・オーサーに師事させようとしたが、6月には海外でトレーニングを行うことも同コーチに師事することもしないことが決まり、それにより熱い議論が巻き起こった。しかし、その2カ月後に同コーチが訪中し、ナショナルチームと長期トレーニングの契約を結ぶ結果となったことが明らかになった」と伝えた。

記事によると、その後も各方面からの推測は止まらず「今シーズン成績が振るわなかったら、また海外でのトレーニングを考えるようになるだろう」という見方もあったため、今大会での活躍は非常に重要だったという。

記事は金の演技について、「ジャンプや回転等の客観的な動作は決して最高の状態ではないが、多くの主観的なソフトパワーにおいては、金はさらに進歩を遂げている」と評価。「数シーズン前までは硬かった身体と姿勢が柔軟になり、さらに本来持つ優れた音楽に合わせる能力が加わり、ショートでのロックスタイルにも大きな進歩が見られ、全体的に表現がかなり改善されている。また、スケーティング技術も向上しており、動作が思いのままで、緊張感にあふれた演技になっている」と分析した。

また、「金のジャンプに移る前の助走が大幅に短縮されたことは、新しい採点基準の加点条件に合致する」と指摘し、「羽生や宇野との差を縮めた」としている。

記事は「今シーズン、金は演技に使用する曲としてフラメンコを選んだ。音楽のリズムやステップなどの要求は同列に論じることはできないが、金がさらなる高みに到達できるか期待したい」と結んでいる。(翻訳・編集/南部)

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