中国の米国債保有は世界最大、「巨額の借金をして対抗できるのか」と米メディア

Record China    2018年2月20日(火) 6時50分

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中国は外国勢の米国債保有額で首位の座を維持した。米メディアは「中国をライバル視する一方で、その中国から借金をし、しかもその額は膨らみ続けている。このような状態で中国にいったいどう対抗しようというのか」と指摘している。写真は米ワシントン。

2018年2月17日、中国メディアの観察者網によると、米CNNは15日、17年12月時点での中国の保有する米国債が前年比1265億ドル(約13兆4431億円)増え、1兆1800億ドル(約125兆3985億円)になったことが米財務省が公開したデータから分かったと伝えた。

中国の米国債保有額は10年以来7年ぶりの大幅な増加となった。ここ10年にわたって最大の債権国となっており、今もなお米国債の需要が堅調だということが示されたと記事は伝えている。

一方で、米国内では、中国から巨額の資金を借りているのに、その中国に対抗する準備を進めるという状況に問題があるのではないかと、不安視する人が少なくないという。

米国のあるメディアは、「中国をライバル視する一方で、その中国から借金をし、しかもその額は膨らみ続けている。このような状態で中国にいったいどう対抗しようというのか」と指摘している。

プリンストン大のアーロン・フリードバーグ教授も、「巨額の借金があることは、米国の中長期的戦略の弱点になる」と指摘。今年1月には「中国が米国債購入を縮小する可能性がある」との誤報で市場が混乱する事態も起きている。

米国の盟友である日本の保有額は1兆900億ドル(約115兆8342億円)で、中国に次いで債権国2位。16年の1兆600億ドルからわずかな増加にとどまった。(翻訳・編集/岡田)

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