海上自衛隊護衛艦「きりさめ」が青島港に到着=野田総理訪中を控え日中関係改善を演出―英メディア

Record China    2011年12月20日(火) 7時41分

拡大

19日、海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が青島に入港し、昨年9月に発生した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件以来停止していた日中艦艇の親善訪問が再開された。写真は10年9月、尖閣諸島中国漁船衝突事件後に帰国し、英雄扱いされた漁船の船長。

(1 / 8 枚)

2011年12月19日、海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が青島に入港し、昨年9月に発生した尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件以来停止していた日中艦艇の親善訪問が再開された。英BBC中国語版ウェブサイトが伝えた。

その他の写真

5日間の訪問期間中、きりさめの乗組員は青島の北海艦隊司令部の兵士たちと綱引きなどのスポーツ交流、音楽隊の合同演奏、通信訓練などを実施する予定だ。19日朝、北海艦隊の楊駿飛(ヤン・ジュンフェイ)副参謀長が歓迎式典を開催し、日本側はきりさめを率いる海上自衛隊第三護衛隊群司令の北川文之海将補と丹羽宇一郎駐中国大使らが参加した。

日中艦艇の相互訪問は07年に国防交流の一環として開始し、07年11月には中国のミサイル駆逐艦が晴海港を訪問した。08年6月には海自艦「さざなみ」が広東省の湛江港を訪問、09年11月には中国海軍の練習艦が広島の江田島港を訪れた。昨年末には海自艦の二度目の訪中が予定されていたが、9月に起こった漁船衝突事件のために中国側から拒否されていた。

中国側には来年の日中国交正常化40周年や野田首相のクリスマス訪中を控え、日中関係改善のムードを演出し、中国への警戒感を緩和させる意図があるとみられている。

野田首相は今年10月に訪日したフィリピンのアキノ大統領と南シナ海の安保協力強化で一致、11月にはインドネシアでASEAN首脳とともに南シナ海の安保協力を盛り込んだ「バリ宣言」を採択していた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携