金正男氏暗殺の引き金は中国最高指導部メンバーの密告か、日本の報道を中国は否定―台湾メディア

Record China    2018年2月15日(木) 10時20分

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14日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄の金正男氏が1年前にマレーシアで暗殺された事件について、後継問題をめぐる中国側の密告が引き金になったとする日本メディアの報道を、中国外交部の報道官は否定した。写真は北朝鮮。

2018年2月14日、台湾メディアのETtodayによると、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が1年前にマレーシアで暗殺された事件について、後継問題をめぐる中国側の密告が引き金になったとする日本メディアの報道を、中国外交部の報道官は否定した。

NHKがこのほど、中国政府関係者の話として伝えたところによると、北朝鮮ナンバー2とされた張成沢(チャン・ソンテク)氏は12年8月、中国・北京で当時の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席と個別に会談した際、正男氏を北朝鮮の最高指導者にしたいという意向を明らかにした。この情報を当時、中国の最高指導部のメンバーだった周永康(ジョウ・ヨンカン)政治局常務委員が部下を使って盗聴しており、周氏は13年初めに北朝鮮の最高指導者となっていた正恩氏に会談の内容を密告したという。

張氏は13年12月、国家反逆罪などで処刑され、正男氏は17年2月にマレーシアで暗殺された。周氏は汚職や国家機密漏えい罪などに問われて無期懲役の判決を受けたが、関係者によると、北朝鮮への密告が国家機密漏えい罪に当たると判断されたという。

中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は14日の定例記者会見で、この報道について「根拠のない話だ」とだけ語り、それ以上コメントはしなかったという。(翻訳・編集/柳川)

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