<レコチャ広場>中韓漁業対立の激化に米朝が密かにほくそ笑んでいる―中国

Record China    2011年12月20日(火) 12時17分

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16日、中国漁船の船長が韓国海洋警察の隊員を刺殺した事件をめぐり、中韓関係の緊張が高まる中、「中韓漁業対立の激化に米朝が密かにほくそ笑んでいる」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は海南省の中国漁船。

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2011年12月16日、中国漁船の船長が韓国海洋警察の隊員を刺殺した事件をめぐり、中韓関係の緊張が高まる中、「中韓漁業対立の激化に米朝が密かにほくそ笑んでいる」と題した記事が中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。

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中韓漁業紛争がこのまま激しさを増し、外交闘争にまで発展した場合、朝鮮半島の安全情勢にも影響を与えることは間違いない。中韓が信頼関係を失えば、朝鮮半島の核問題の解決もとん挫する。韓国の官民挙げての激しい反発が6カ国協議の存在意義を打ち消してしまうだろう。結局、韓国は米国に頼り、朝鮮半島の軍事対立は深刻さを増すことになる。

だが、このようなシナリオを誰が望んでいるのか?そうなった場合の受益者は米国と北朝鮮だ。北朝鮮はちょうど中東での一連の政治的混乱を受け、核保有の必要性を痛感したことだろう。また、中韓の関係悪化は米韓関係を緊密にさせることになる。

日中、中韓の領海紛争で、両国と同盟関係を結ぶ米国は喜んで「火に油を注ぐ」役割を担うだろう。韓国も積極的に南シナ海周辺国に武器を供与するに違いない。だが、「遠くの親戚より近くの隣人」というではないか。そんなことをしても危険に陥るのは米国ではなく、すぐ隣の韓国だ。

韓国政府と国民にもう1度、呼び掛けたい。大切なのは激しく罵り合うことではない。共に手を携え、類似事件の再発を防ぐことである。韓国は当事者ゆえ周りが見えなくなっているようだが、海外メディアの報道はかなり冷静だ。仏紙フィガロは「事件の背景はそれほど複雑ではない」と報道。中国漁民は豊富な魚介類に引き寄せられただけで、生きるために危険を冒していると伝えた。

韓国政府ができる限りの強硬姿勢を示しても、国民は満足していないようだ。だが、本当に中国製品の不買運動やそれ以上の過激な行動に出るのなら、中国も怒りに任せて北朝鮮とのつながりを強化するだろう。そうなれば、韓国はさらに大きな損害を受けると思うのだが。(翻訳・編集/NN)

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