卓球の元中国監督「日本の14歳エースが最強のライバルに」―中国メディア

人民網日本語版    2018年2月15日(木) 19時40分

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中国卓球代表の元監督・劉国梁氏は12日、今月末に英国で開かれる「卓球チームワールドカップ2018」について、「中国代表チームの実力は依然としてずば抜けているが、日本代表の14歳の若きエース、張本智和に関しては特に警戒が必要」とした。資料写真。

中国卓球代表チームの元監督である劉国梁(リウ・グオリアン)氏は12日、今月末に英国ロンドンで開かれる「卓球チームワールドカップ2018」についてインタビューを受けた際、「中国代表チームの実力は依然としてずば抜けているが、日本代表チーム所属のわずか14歳の若きエース、張本智和に関しては特に警戒が必要」とした。新華社が伝えた。

また劉国梁氏は、「張本選手はいずれ中国にとって最大の脅威となりうる存在だ。14歳という若さでこれまで打ち立てた成績と卓球への情熱をみても、単純にスキルだけで判断した場合、中国の同世代の選手が彼と対戦したとしたら、優位性は全くない」と分析した。

1月下旬に閉幕したばかりの全日本卓球選手権大会で張本は、9冠を達成してきた水谷隼との対戦で2度とも勝利し、男子ジュニア部門で初優勝を果たした。現在調子を上げているこの天才少年は今月22日から25日にかけて英国で開かれる「卓球チームワールドカップ」の日本男子代表選手リスト入りも果たしている。

2年ごとに開かれる同大会は今回で第11回目。中国代表チームを含む男女各12チームが出場。抽選で4組に分かれてリーグ戦を行い、上位2チームがトーナメント戦に進出する。

劉国正(リウ・グオジョン)監督率いる中国男子代表チームは樊振東(ファン・ジェンドン)と林高遠(リン・ガオユエン)、許●(シュー・シン、●は日偏に斤)、馬龍(マー・ロン)、于子洋(ユー・ズーヤン)が出場。李隼(リー・スン)監督率いる中国女子代表チームは朱雨玲(ジュウ・ユーリン)と王曼●(ワン・マンユー、●は日の下に立)、陳幸同(チェン・シントン)、丁寧(ディン・ニン)、劉詩●(リウ・シーウェン、●は雨かんむりに文)が出場する。

劉国梁氏は、「中国男子代表チームにとって今大会最大の強敵となりえるのはドイツと日本、韓国。中国女子代表チームに関しては日中の対決になるだろう」との見方を示した。

また、「中国の卓球の実力は依然としてずば抜けているが、一部の試合やプレーでミスを犯せば、それを繰り返すような事態に陥るかもしれない。しかし、中国代表チームは今大会でも優勝できると信じている。世界ランキングでドイツが中国を超えることは全く心配していない」と自信に満ちた様子で話した。

劉国梁氏は、彼にとって卓球男子最強の選手は今も馬龍であるとした上で、「馬龍選手がここ数年手にしてきた戦績のほとんどを決定づけているのが彼の卓球への理解と情熱。彼は試合中に100%ひいては110%まで自分の力を発揮することができる。これは若い選手には真似できないこと」と評価した。(提供/人民網日本語版・編集/TK)

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