中国高速鉄道事故「調査報告の速やかな発表を」北京の専門家が痛烈批判―独メディア

Record China    2011年12月19日(月) 6時20分

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16日、北京の専門家・姚監復氏は「高速鉄道事故で当局はこれ以上何を隠しておきたいのか。当局は速やかに調査報告を発表せよ」と強く批判した。写真は7月、温州市で発生した高速鉄道事故の現場。

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2011年12月16日、ドイツの中国語ラジオ放送・ドイツの声(電子版)によると、7月に中国浙江省温州市で起きた高速鉄道追突・脱線事故に関し、北京の専門家・姚監復(ヤオ・ジエンフー)氏は「調査報告はいつ出るのか」と題する記事で、「当局はこれ以上何を隠しておきたいのか。事故がなぜ起き、誰が責任を取り、どう改善するのか。国民は真相を知る権利がある」と強く批判した。以下はその概要。

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7月の高速鉄道事故は、中国国民にとって忘れられない大惨事だった。しかし、国務院が11月末に出すといっていた中国当局の事故調査結果は、いまだ発表されていない。あれほどの悲惨な大事故を経て、これ以上何を隠しておきたいのか。

最近出版された雑誌「財経」は、「信号設備メーカーに責任を負わせれば、今後の中国製鉄道車両の輸出に支障が出る。鉄道部が責任を問えば関係者が多過ぎる。つまり調査報告の発表が遅れている原因は、上層部が誰に責任を押し付けるか迷っているからだ」と指摘した。

国民には知る権利がある。事故はなぜ起き、誰が責任を取り、どう犠牲者に賠償し、今後事態をどう改めるか。調査報告を速やかに発表し、原因の徹底的な究明と再発防止を望む。(翻訳・編集/AA)

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