中国の割り箸はアメリカ製?雇用と環境保護に揺れる世論―中国メディア

配信日時:2011年12月18日(日) 14時25分
中国の割り箸はアメリカ製?雇用と環境保護に揺れる世論―中国メディア
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15日、中国メディアは、中国の割り箸消費量が450億膳に上っており、アメリカからも箸を輸入していることを伝えた。写真は北京のレストランで使われる割り箸。
2011年12月15日、中国のラジオ番組「天下公司」は、中国の割り箸消費量が450億膳に上り、アメリカからも箸を輸入していることを伝えた。

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米ジョージア州には中国向けの割り箸製造工場がある。経営者は韓国系アメリカ人のジェイ・リー氏。ジョージア州の豊富な木材資源に着目し、この業界への進出を決めた。

現在、工場では1日に割り箸200万膳を生産しているが、需要増加に対応するべく、来年には規模の拡大を予定している。それでも生産量は中国の需要の一部分にすぎない。一体中国はなぜアメリカから箸を輸入する必要があるのだろうか。

中国では毎年森林200万平方メートルに相当する割り箸が消費されるが、中国の森林率は世界平均をはるかに下回っており、森林の伐採は法で禁じられている。そのため木材の輸入が急増し、2010年の輸入量は前年比で22%、金額にして49%増加している。

アメリカでは「中国がアメリカ向けのハイテク製品を作り、アメリカは中国向けの箸を作るようになったのか!」と嘆きの声が上がる一方、「アメリカにとっては悪くない転機だ。様々なルートで中国市場に打って出るべき」と、好意的な発言もみられる。

米ネット新聞のハフィントン・ポストが「将来、町から木が消えてしまうのではないか」と憂慮する記事を掲載するも、リー氏は「町の失業率は12%に達しており、雇用の創出に貢献している」と語る。現在リー氏は中国向けの爪楊枝を製造する計画を立てているという。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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