ありのままがかっこいい?「裸現象」は中国の新世代を象徴―米紙

Record China    2011年12月18日(日) 16時27分

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14日、米紙は「裸婚(ジミ婚)」や「裸考(実力で試験を受けること)」に代表される中国の「裸(ありのまま)現象」を取り上げ、若い世代の自由と独立の追及を象徴していると指摘した。写真は中国の若者。

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2011年12月14日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、「裸婚(財産がないままの結婚、ジミ婚)」、「裸考(優遇策を使わず、あるいは事前の準備をせず、実力で試験を受けること)」に代表される中国の「裸(ありのまま)現象」を取り上げ、これはまったく新しい流れであり、増殖を続ける「裸現象」は若い世代の自由と独立の追及を象徴していると指摘した。15日付で法制晩報が伝えた。

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「裸」という文字は人目を引きつけるが、ここでの意味は衣服を脱ぐこととは関係がない。同紙では海外でもすでによく知られている「裸婚」以外の「裸現象」も取り上げている。例えば、「裸辞」は新しい仕事を見つける前に現在の仕事を辞めることをいう。以前は非常に珍しいことだったが、現在、若い世代の多くにこのような選択が見られるようになった。

「裸考」は何も準備せずに実力だけを頼りに試験に参加すること。留学生が就業予定もないまま帰国することは「裸帰」という。政府高官が「裸退」を決定するとは、退職後に名誉職に就かないことを意味する。

「裸現象」がインターネット上に登場し始めたのは5年前だった。「裸婚」は物質主義の鎖からの解放を、「裸辞」は思うままの行動を、「裸退」はシンプルライフを、そして「裸考」はケセラセラな態度や自信満々なさまを象徴していた。

伝統を重んじる中国社会にあって、増え続ける「裸現象」は新しい思想の流れの表れといえよう。教育を受けた中国の若い世代が多数を占めるに従い、この現象は自由と独立を求める時代の精神となっている。(翻訳・編集/渡邊英子)

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