<調査>同族会社の創業年数は9年未満、「跡継ぐ」子弟は16%―中国

Record China    2011年12月15日(木) 11時42分

拡大

12日、中国の同族会社の創業年数は平均8.8年で、多くの経営者が跡継ぎ問題に悩んでいることが分かった。写真は飲食チェーン大手「[イ肖]江南」の創業者、張蘭氏。台湾の人気タレント、バービー・スーと結婚した息子の汪小菲氏に今年6月、CEOの座を譲った。

(1 / 2 枚)

2011年12月12日、毎日経済網によれば、中国の全国工商業聯合会による「中国家族企業発展報告」が公開され、中国の同族会社の創業年数は平均8.8年で、半数を超す59%が2001年以降に設立された企業であることがわかった。

その他の写真

胡潤(フージワーフ)研究院が数年前に公表した「世界で最も創業年数が長い同族会社ランキング」でも、欧米や日本の企業が上位100社を独占し、中国企業は1社もランクインしなかった。中国の同族企業の多くが、立ち上げて間もない段階にあることがうかがえる。

また、1970〜80年代に創業した経営者の多くが、そろそろ引退をと考える一方で、後継ぎ問題に悩んでいることも分かった。「後を継ぐ」と答えた子弟はわずか16%。それでも30%は2代目に引き継ぐことができるが、3代目に引き継げるのは10〜15%だと予測された。「後を継ぐ」と答えた子弟が最も多かったのは航空・宇宙関連とサービス業などの第3次産業だった。

米国で経営に失敗した同族会社について調査したところ、45%が「後継者が経営者として適していない」ことが原因だった。ワンマン傾向の強い中国の同族企業は今後、後継者の人材育成が大きな問題となることが予想されている。同報告は中国全土の同族企業3286社を対象に調査を実施した。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携