中国で麻薬密輸の南ア人女性が死刑に=ロシアは中国のこの厳罰主義に学べ―露メディア

Record China    2011年12月14日(水) 12時34分

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13日、参考消息(電子版)は、麻薬に対して厳罰で臨む中国に関するロシアメディアの報道を紹介した。資料写真。

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2011年12月13日、参考消息(電子版)は、麻薬に対して厳罰で臨む中国に関するロシアメディアの報道を紹介した。

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12日、南アフリカ通信社は、南アフリカ籍の女性ジャニス・リンデン被告が麻薬販売の罪により、薬殺刑を執行されたと報じた。南ア政府は中国に対し、死刑の取り消しを求めたが拒否されていた。リンデン被告は2008年に広州から入国する際に覚せい剤3キロを所持しており、2009年7月に死刑を言い渡されていた。

12日付ロシア紙・イズベスチアは、ロシア人女性ロパートキナ被告が、マカオから中国本土へヘロイン2キロを持ち込んだ罪で、先月に執行猶予2年の死刑判決を受けたと報じた。中国は麻薬密輸に対して厳罰を科しており、50グラム以上の所持は死刑となる。これまでに多数の外国人が死刑判決を受けており、判決をめぐってフィリピンとの外交問題が発生したこともある。

今年8月、ロシア連邦議会下院議長のボリス・グルイズロフ氏は、ロシア紙ニェザヴィーシマヤ・ガゼータ上で、「ロシアも中国にならって麻薬販売には厳罰を科すべきだ」と主張した。

グルイズロフ氏は、ロシアの薬物依存症患者数が世界第3位で、麻薬による年間死亡者数がアフガン戦争の戦死者を上回っていることや、19世紀に豊かだった清朝中国がアヘンのために欧米列強の半植民地と化したことなどを指摘し、「歴史の教訓を汲み取った中国は麻薬に対して世界一厳しい国の一つとなり、死刑制度を糾弾する『人権派』にも落ち着いた対応をみせている」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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