英ダイソン社長が「中国は英国のアイデアをパクって成長」、中国側「事実と異なる」―英紙

Record China    2011年12月13日(火) 7時17分

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8日、サイクロン式掃除機や「羽根のない扇風機」で有名なダイソン社のジェームズ・ダイソン社長が英紙で中国の知的財産権保護の甘さを批判したことに対し、中国当局が反論した。写真は北京にある中国国家知的財産権局ビル。

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2011年12月8日、サイクロン式掃除機や「羽根のない扇風機」で有名なダイソン社のジェームズ・ダイソン社長が英紙で中国の知的財産権保護の甘さを批判したことに対し、中国当局が反論した。11日付で中国新聞網が伝えた。

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ダイソン社長は7日付英紙タイムズで「中国が英国のアイデアを盗んで成長を続けることは許されない」と指摘、中国における知的財産権保護の甘さを批判した。これを受け、翌8日、「英中知的財産権フォーラム」に出席するためロンドン滞在中の中国国家知識産権(知的財産権)局の田力普(ティエン・リープー)局長が同紙の取材に応じた。

田局長は「中国は法治社会。中国の裁判所は特許権所有者が中国で特許侵害を訴えれば、法に基づいて公正な判断を下す。欧米の多くの企業がこれにうなずくはずだ」と強調。その上で、「ダイソン社長の訴えも中国の裁判所の支持を得ている。中国側はダイソン社長が特許権侵害について不満を抱いているのは理解できるが、その言い分は事実と異なる」と反論した。

また、「知的財産権の保護は世界的な問題。中国政府もかなり重視しており、断固たる措置をとっている。実は中国における知的財産権の侵害状況は他国ほど深刻ではない。西側メディアは中国に常軌を逸した“注目”を寄せているが、これが西側の産業界や民衆が誤解を抱く原因となっている」とし、「公正な報道を心掛けていただきたい」とクギを刺した。(翻訳・編集/NN)



   

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