皆既月食、中国でも最高の観測条件で天文ショー―中国紙

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10日、新華網によれば、この日、中国ではここ10年で最高の条件で皆既月食の観測ができたという。中国のほとんどの地域で市民は「赤い月」が輝く夜空を鑑賞した。写真は中国各地で観測された月食と鑑賞する市民。

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2011年12月10日、新華網によれば、この日、中国ではここ10年で最高のコンディションで皆既月食の観測ができたという。中国のほとんどの地域で市民は「赤い月」が輝く夜空を鑑賞した。

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10日、現地時間20時45分、高く空に昇った満月の一部が欠け始め、次第に半月、三日月へ変化する。22時、赤銅色に輝く赤い月が空に掛けられたぼんぼりのように夜空を飾った。23時ころ、月はまた次第に三日月から半月へと徐々に形を戻していった。中国では、北京、上海、南京などで多くの天文ファンが広く開けた場所に集まり、望遠鏡やカメラを手にこの壮大な天文ショーを鑑賞した。赤い月が空に現れると集まった人々から歓声が上がり、この珍しい天文現象に出会えた喜びを分かち合っていた。中国全土で一般市民の多くが自宅ベランダからもこの天文ショーを楽しんだ。

専門家によれば、今回の皆既月食は北京時間10日19時33分から始まり、食が始まったのは20時45分、月がすっぽり地球の陰に入ったのが22時06分、復元は22時57分から始まり満月の形に戻ったのは11日0時17分で、皆既月食の時間は51分間だった。今回の月食は2001年1月10日に続き中国で観測条件が整っていた皆既月食であり、中国全土のほとんどの地域で観測が可能で、しかも皆既時間が比較的長い月食だった。月食の発生が真夜中であり、天候条件も良かったため、市民もこの天体ショーの全貌をはっきりと楽しむことができた。

天文学者によれば、月食は半影月食、部分月食、皆既月食の3種類に分けられる。中でも皆既月食は壮観だ。月がすっぽり地球の陰に入ると波長の長い赤い光だけが地球の大気層で拡散されにくいため、皆既月食の月は赤く光る。中国で見られる次の皆既月食は2014年10月8日。2018年は、中国では特別な皆既月食の年になる。この年、中国の市民は1月31日と7月28日の2回、皆既月食を楽しむことができる。(翻訳・編集/渡邊英子)



   

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