3日間食事もなし?平昌五輪組織委がノロウイルス感染のボランティアを放置=「働かざるもの食うべからず?」―韓国ネット

Record China    2018年2月19日(月) 15時20分

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19日、韓国メディアによると、平昌冬季五輪のボランティアが、ノロウイルス感染が確認されてから3日間、食事も提供されないまま放置されていたことが分かった。写真は平昌五輪の会場。

2018年2月19日、韓国・ノーカットニュースによると、平昌冬季五輪のボランティアが、ノロウイルス感染が確認されてから3日間、食事も提供されないまま放置されていたことが分かった。

平昌アルペンシアスキージャンプセンターで働いていた20代のAさんに嘔吐(おうと)と下痢の症状がみられたのは12日。江原道(カンウォンド)原州(ウォンジュ)市にある宿泊施設に戻った後も体調は改善しなかった。その後、ノロウイルス感染が疑われたAさんは江陵(カンヌン)医療院で検診を受け、翌13日の午後10時ごろに電話でノロウイルス感染確定の診断を受けた。しかし、すぐに特別な措置はなく、Aさんはそのまま宿泊施設に滞在し、14日午前9時30分になってようやく隔離されたという。

さらに、隔離されたAさんは共同食堂への立ち入りも禁止されたが、隔離場所で食事は提供されなかった。Aさんは担当マネージャーに食事の提供を求め、五輪組織委員会の上層部にも電話で抗議をしたが対応はなかった。Aさんは仕方なく自費で食事を済ませたという。

Aさんは「1人の人間の基本的権利をじゅうりんする組織委員会の無責任な態度により、1人で市内を歩き回り食事することになった」とし、「国に奉仕するために来たが、ただ病気だという理由で人間以下の扱いを受けた」と不満を述べているそうだ。

これに対し、組織委員会関係者は「なぜかAさんについての報告が行われず、担当部署も4日経って初めて知った」とし、「一般的に(患者は)徹底的に管理するが、今回の場合は管理システムに問題が生じたようだ」と釈明した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「隔離したまま放ったらかしってどういうこと?」「これからボランティアをするやつなんていなくなる」「組織委員会は何をやっているんだ」「健康な時は利用して、病気になったら使い捨て」「働かざるもの食うべからずっていうことなのか?」など批判の声が相次いでいる。また「食事も提供されないなんて本当に悲しかっただろうな」とAさんに同情する声も寄せられている。(翻訳・編集/三田)

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