平昌“凍”季五輪?寒さでIOCが異例措置「選手は開会式を途中退場していい」―中国メディア

Record China    2018年2月8日(木) 15時20分

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6日、中国メディアの澎湃新聞が、平昌五輪の開会式は非常に寒いため、選手は開会式を途中退場してもよいとIOCが表明したと伝えた。写真は平昌冬季五輪のマスコット。

2018年2月6日、中国メディアの澎湃新聞が、平昌五輪の開会式は非常に寒いため、選手は開会式を途中退場してもよいと国際オリンピック委員会(IOC)が表明したと伝えた。

9日に開会式が行われる平昌は、韓国北部の山間部で、冬季の気温は非常に低く、しかも開会式が行われる会場は屋外施設であるため、IOCは6日、平昌冬季オリンピック組織委員会がすべての観客にカイロや帽子などの防寒対策グッズを配布し、選手は途中退場できると発表したという。

組織委員会が提供したデータによると、過去10年間の平昌の2月の平均気温はマイナス4.5度で、最低気温はマイナス14.8度。加えて風の強い地域であるため、体感温度はさらに低くなるとみられる。新華社の記者によると、開会式リハーサルでは記者席のテーブルはすべて凍結し、冷たいイスに座ることもできず、多くの人が廊下で立っていたという。

こうした状況に組織委員会は寒さ対策を発表。開会式には観客にカイロ、帽子、マフラー、座布団、かっぱなど6つの防寒グッズを配布するというが、それでも暖かい服装をしてくるよう“自衛”を呼び掛けている。

これまでの慣例では、選手は開会式の入場行進以外は観客席で観覧することになるが、クリストフ・デュビ五輪統括部長は天気があまりに寒過ぎるため、選手は途中退場することが可能と表明。「次の日に試合がある選手は、バスで選手村まで送る。他にも開会式には暖房を備えたテントも用意する。選手はそこで暖をとれる」としている。(翻訳・編集/山中)

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