海外に住む中国系移民に厳しい現実、移住先や母国で抱く「疎外感」―中国メディア

Record China    2011年12月11日(日) 13時14分

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8日、金融危機以来、海外で暮らす中国系移民を取り巻く環境は厳しくなるばかり。だが中国に帰って生活したとしても、さまざまな場面で「疎外感」を感じてしまう自分に気付く。写真はパリ。

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2011年12月8日、世界的な金融危機以来、海外で暮らす中国系移民を取り巻く環境は厳しくなるばかり。彼らの生活は多くの中国人が考えるよりも大変で苦労が多い。人民日報海外版が伝えた。

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ここ数カ月、フランスで移民申請手続きが以前と比べて格段に難しくなっている。申請を受け付ける役所の窓口数は減少し、提出された申請書類に対する係官の審査は厳しい。移民への永住許可はなかなか下りないが、申請者は増え続けている。不況に苦しむ多くの国では移民政策の見直しが行われ、移民の受け入れ自体を制限する方向に向かっている。同時に中国系商人に対する各国の法的規制による締めつけはますます厳しくなっている。

一方で中国経済の急速な発展に伴い、海外で生活する中国系移民に「帰国ブーム」が起こっている。しかし、外国籍の中国系移民が中国国内で就職した場合、中国人であれば支給されるはずの各種手当や恩恵が受けられず、子供の学校では外国人として高額の学費を請求されるなど、いろいろな場面で自分たちが「よそ者」であることを思い知らされる。さらに生活習慣や考え方の違いから、中国社会になじめずに落ち込むことも。中国系移民が海外での厳しい経済競争に打ち勝つためには、より多くの努力が必要だ。そんな彼らを支えるため、中国僑務部は最良の政策を早急に打ち出す必要に迫られている。(翻訳・編集/本郷)

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