<レコチャ広場>中国史上の大発明は大半が宋代に出現した?―中国

Record China    2011年12月11日(日) 14時8分

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8日、中国人ブロガーが、「中国史上の大発明は半数以上が宋代に出現した?」と題した記事で、造船技術をはじめとする当時の高度な技術を紹介している。写真は宋代の沈没船「南海1号」から引き揚げられた文化財。

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2011年12月8日、中国人ブロガーが、「中国史上の大発明は半数以上が宋代に出現した?」と題した記事で、造船技術をはじめとする当時の高度な技術を紹介している。中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。

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中国の発明した紙、印刷術、火薬、羅針盤の四大発明は世界に大きな影響を与えたが、紙以外の発明は宋の時代に深く関わっている。紙幣、紡績、磁器、シルク、製麺、航海、造船、医薬、農業の分野でも、宋はかつてない高レベルの科学技術を有していた。

当時西洋で最も豊かだったイタリアのヴェネツィア商人たちは、マスト6本、甲板4層、帆12枚、1000人以上を載せた中国の商船を見て驚嘆したという。正確な航海図を所有し、幾何学や天文学、磁石の使用に熟練した乗組員たちは世界の果てに行く道を見つけ出すことができた。

1987年に広東省陽江の海域で引き揚げられた宋代の沈没船「南海1号」は全長30.4メートル、幅9.8メートル、マストを除く高さは約4メートル、排水量は600トン、積載量は約800トンに達する。南海1号は「海上の敦煌」とも呼ばれ、その価値は兵馬俑にも匹敵するという。1000年近くも海底で形を保っていたのは水密隔壁技術によるものだと考えられるが、1840年、イギリス最新鋭の軍艦ですら帆は4枚、定員は約200人だったのだから、驚くべきことだ。

1000年前、イタリア人は中国の麺を参考に現在のパスタを発明した。南宋時代、最先端の織機は1800以上の可動部品からなり、一部の技術は現代でも再現できない。それにより宋代のシルク工芸は実用から細密化に向かって発展していった。

だが、人類の歴史にはいつも残酷な一面が伴う。先代の生み出した文明の多くは、戦乱のために、元のまま現代まで伝えられることはなかったのである(翻訳・編集/岡本悠馬)

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