コカ・コーラ中毒事件、地元警察が「毒物混入事件」と断定―吉林省長春市

Record China    2011年12月6日(火) 16時27分

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6日、中国吉林省長春市でコカ・コーラ社製の乳飲料を飲んだ親子が中毒症状を起こし、男の子が死亡、母親も意識不明の重体となっている事件で、地元警察が何者かが故意に毒物を混入した事件であるとの見方をしていることが分かった。写真は事件と同じ製品。

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2011年12月6日、中国吉林省長春市でコカ・コーラ社製の乳飲料を飲んだ親子が中毒症状を起こし、男の子が死亡、母親も意識不明の重体となっている事件で、地元警察が何者かが故意に毒物を混入した事件であるとの見方をしていることが分かった。地元のニュースサイト・中国吉林網が伝えた。

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事件が起きたのは11月28日夜。コカ・コーラ子会社のミニッツメイドが製造したイチゴ味の乳飲料を飲んだ親子が中毒症状を起こした。すぐに救急車で病院に運ばれたが、男の子は死亡、母親は意識不明の重体。警察が飲み残しを調べたところ、毒性の強い殺虫剤が検出された。病院は有機リン中毒の可能性が高いと診断している。

事件後すぐに同じ製品が市場から回収され、品質検査も行われたが、殺虫剤(農薬)は検出されなかった。長春市内で売られているコカ・コーラ社製の別の製品に対する品質検査も行われたが、やはり異常はなかった。記事によると、警察は事件について、何者かが故意に殺虫剤(農薬)を混入させたことが原因であるとの見方を強め、経路の特定などを急いでいる。

重体となっていた母親は回復の兆しがでているという。同市内では他にも2人が同じ製品を飲んで中毒を起こしたが、すでに退院している。コカ・コーラは事件を突発的に起きた単独事件との見方を示しており、安全検査の結果、同社の他の製品はすべて合格したと発表している。(翻訳・編集/NN)

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