2018年2月3日、英紙タイムズによると、中国山西省では、省政府の補助金が後押しとなり、結婚を決める若いカップルが増えている。参考消息網が伝えた。

山西省政府は、結婚の際のパーティー、送迎車、新居、衣装、飲み物や食べ物、新婚旅行などの費用を最大8％まで補助する制度を設立。今年度予算に9500万元（約16億6000万円）を計上し、都市部で試験運用を始めた。晩婚化と出生率の低下に歯止めをかけるためだという。

今回の補助制度を運用する基金の幹部は「結婚にかかる費用は年々増え続けている。制度が資金面での問題を全面解決するとはいえないが、多少の助けにはなるだろう」と話す。

中国では高騰する家賃、低迷する賃金が若い世代のプレッシャーとなっており、北京では結婚率が年々低下している。「一人っ子政策」が廃止され、2人目の出産が可能になっても、出産する夫婦が減っているため、子どもの増加には至っていない。（編集・翻訳/大宮）