<中華経済>預金準備率引き下げは微調整の範囲内、内外情勢を見守る必要―人民銀委員

Record China    2011年12月2日(金) 18時42分

拡大

1日、中国人民銀行(中央銀行)の李稲葵・金融政策委員は、同銀が11月30日に発表した預金準備率の引き下げについて「微調整の範囲内」とする見方を自身のブログで明らかにした。

(1 / 6 枚)

2011年12月1日、中国人民銀行(中央銀行)の李稲葵・金融政策委員は、同銀が11月30日に発表した預金準備率の引き下げについて「微調整の範囲内」とする見方を自身のブログで明らかにした。委員は「今回の引き下げが通貨政策全体の方向転換を意味するだろうか。個人的に言うと、そうではない」と述べた。中国の各メディアが伝えた。

その他の写真

委員は「欧州債務危機は厳しさを増しており、資金が流出している形跡がある。中国内の通貨供給の増加ペースは鈍化しており、10月のM2は13%以下だった」と指摘。「予想外の事態の発生を含め、刻々変化する国際情勢を見守る必要がある。不動産の状況のように、国内情勢も微妙だ。頼りになるような教科書はない」と語った。

人民銀行は11月30日、預金準備率を12月5日から0.5%引き下げると発表した。同準備率の引き下げは約3年ぶりで、大手行の預金準備率は過去最高の21.5%から21.0%に低下する。(翻訳・編集/JX)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携