中国人の17年の海外旅行、日本人気が続く理由とは?―中国メディア

BRIDGE    2018年2月3日(土) 9時0分

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中国の旅行予約サイト、リューマーマがこのほど、延べ1億2900万人が出国した2017年の海外旅行市場を総括するレポートを発表した。写真は北京首都国際空港。

中国の旅行予約サイト、リューマーマがこのほど、延べ1億2900万人が出国した2017年の海外旅行市場を総括するレポートを発表した。央広網が30日付で伝えた。

レポートによると、海外旅行者の数を都市別で見た場合、上海、北京、広州杭州蘇州、南京、無錫、深セン天津重慶など直轄市や華東、華南の大都市が上位に入った。旅行者数の伸びが目立ったのは嘉興、常州、合肥武漢、南通、温州西安、佛山、青島、寧波など。男女別では女性が男性を若干上回り、年齢別では「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」が全体の6割強を占めた。このほか、シルバー世代の予約が大幅に増加しており、子どもが親に海外旅行をプレゼントするケースも少なくないとレポートは指摘している。

旅行の出発時期に関しては春節(旧正月。17年は1月28日)連休があった1月、夏休みシーズンの7月と8月、国慶節(建国記念日)連休があった10月がピークとなり、4月および11、12月は比較的少なかった。ただ、花見や寒い時期の「南方リゾート」をテーマにした旅行は団体、個人とも目立って増加。滞在日数別では5-7日間の旅を楽しんだ人が約6割を占めたが、8日間以上という人の割合も前年より5ポイント上昇する結果となった。

人気の目的地ランキングではタイ、香港、ベトナム、フィリピン、日本、マレーシア、米国オーストラリア英国、スリランカが1-10位を占めた。東南アジアと日本人気の持続には地理的な近さ、料金の安さ、観光資源の豊富さなどの理由があるとみられている。「2回以上、近場への旅行を予約した」という人は前年に比べ約23%増えており、特に所得水準の高い沿海部のホワイトカラーの中には「前回はダイビング」「今回はグルメ」など毎回異なるテーマで旅に出掛ける人も多い。このほか、昨年は「避暑」「冬場の温泉」「スキー」など季節的なテーマを目玉とした旅や、人気ドラマなどのロケ地を訪れる旅にも人気が集まった。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)

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