アジア太平洋で始まる軍拡=中国包囲網を形成する米軍基地―中国

Record China    2011年11月30日(水) 7時3分

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28日、中国のニュースサイト・参考消息は、アジア太平洋地域に展開する米軍基地を紹介し、アメリカが各国を巻き込んで中国包囲網を形成していると報じた。写真は沖縄。

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2011年11月28日、中国のニュースサイト・参考消息は、アジア太平洋地域に展開する米軍基地を紹介し、アメリカが各国を巻き込んで中国包囲網を形成していると報じた。

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アジア太平洋地域の情勢が予断を許さなくなってきた。専門家は、現在は力の拮抗により衝突が抑えられているにすぎず、今後中東以外に、戦争が起こる可能性が高いのはアジア太平洋地域と予測する。

北東アジアの米軍基地は朝鮮半島と北西太平洋の有事に対応すべく、宗谷、津軽、対馬の三海峡を抑える「列島線」を形成する。横須賀などに約30の海軍基地があり、岩国、沖縄に海兵隊基地、横須賀、嘉手納、三沢に空軍基地がある。韓国の龍山、大邱などには陸軍基地がある。

1992年11月、米国はフィリピンのスービック湾海軍基地返還により東南アジアの要所を失うも、シンガポールにチャンギ海軍基地を建設、東南アジア回帰の動きをみせている。

グアムには西太平洋最大の海空軍基地があり、豪州、ニュージーランドでは中露の核実験やミサイル発射を監視する部隊が駐留している。ハワイには太平洋軍司令部が置かれ、キャンプ・スミス、スコフィールド・バラックス、ヒッカム空軍基地がある。

アジア太平洋の米軍基地は、「三重列島線」による中国封じ込めを意図したもので、第一列島線は日本列島からフィリピン、台湾、第二列島線はグアムからオーストラリア周辺、ハワイが第三列島線となる。

目下、アジア太平洋地域、特に東南アジア諸国では小さな軍拡競争が繰り広げられている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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