「中国人留学生はスパイ」説、名門大学副総長が「証拠ない」と反論―豪州

Record China    2018年2月1日(木) 9時20分

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29日、中国青年網によると、オーストラリアに出現した「中国人留学生はスパイ」説をめぐり、シドニー大学の副総長が反論を展開した。写真はシドニー大学。

2018年1月29日、中国青年網によると、オーストラリアに出現した「中国人留学生はスパイ」説をめぐり、シドニー大学の副総長が反論を展開した。

同大学はオーストラリアで最も長い歴史を持つ名門で、6万7000人いる学生のうちの1万5000人を中国人留学生が占める。副総長は「中国人留学生がオーストラリアでスパイ活動を行っている」との見方について、「証拠がない中で留学生をスパイ呼ばわりするのは良い歓迎方法とは言えない。彼らに公平な環境を与えるべきだ」と指摘。さらに大学の決定に中国が何らかの影響を与えるのを目にしたことがないとした上で、「欧米の大学は列をなして中国人留学生がやって来るのを待っている。率直に言うと、オーストラリアの大学は世界で上位100位の地位を維持するために世界各国の学生に門戸を開く必要がある」と語った。

記事によると、中国人留学生スパイ説の出所ははっきりしないようだが、記事はオーストラリア保安情報機構(ASIO)が昨年10月に「わが国はスパイ活動や海外による干渉の足並みに追い付いていない」と指摘したことや、「ターンブル豪首相が反中劇を絶えず演出した」ことなどに言及している。(翻訳・編集/野谷

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