スキンケア用品は少量の成分で効果絶大なものが理想的

スキンケア用品のカウンターには目移りしてしまうほど多数の商品が並べられている。美白や保湿、エイジングケアなど、多数の効果をうたう「多機能化粧品」の信憑性はどれほどあるのか、以下の3点から検証した。生命時報が伝えた。

配合成分

もし機能の多様化を実現させる場合、配合される成分は1種類の効果しか持たない商品よりも多くなる。しかし、濃度の制限により、それぞれの成分が商品全体を占める割合は減ってしまうため、それぞれの成分の効果が理想的なものではなくなる。

成分の性質

成分にはそれぞれ、形態や比重、溶解度、酸性・アルカリ性など、物理的、化学的な性質がある。この性質により、どの成分が1つの商品内で相互に化学反応や変質、効果の減少や消失を起こさずに共存できるかが決まる。成分が多ければ多いほど、成分同士で化学反応が起こる可能性が高くなる。

商品の安定性

スキンケア用品の機能が多いほど、性質を維持するために、乳化剤、増稠剤などを入れる必要がある。これにより、成分が過度に増え、皮膚トラブルが起こりやすくなる。そのため、少量の成分で、大きな効果が見込めるスキンケア用品が理想的と言える。（編集TK）