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労働者の人気ナンバーワン都市、広州市。年々移住者が増え続けるこの市では、多くの新生児が誕生する。現在の人口増加率から見ると、近年中に市の収容人口を上回ることが予想され、パンク状態になる。
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2007年2月9日、広東省広州市で「人口と計画出産について」の会議が行われた。急速に人口が増え続けている広州市では、近年中に市の人口収容可能数を上回ることが予想され、市では何らかの対応が迫られている。
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出稼ぎ労働者が年々増えている広州市では、現在市の人口収容可能数1500万人に対して、約1200万人の住民がいるという。特に人口増加に拍車をかけているのが、出稼ぎ労働の移住者たちによる新生児出産の増加で、その数は年々うなぎ上りに上昇しているという。2006年度の移住者の出産数は7万9812人で、前年比プラス7.9%だった。一方で、地元市民の出産率は前年を割っている。
レコードチャイナの取材に対し市の職員は、「移住者がどんどん増えてくる中、人口の増加をストップさせることは難しい。このまま増えると、収容できなくなる日はそう遠くない」と心配そうな顔を見せていた。
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