中国がハイテク分野で人材獲得に躍起、報酬は米シリコンバレーに匹敵するほど高額―海外メディア

Record China    2018年1月30日(火) 5時50分

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中国が人工知能(AI)などハイテク分野での人材獲得に力を入れている。写真は中国・中関村の起業家ら。

2018年1月28日、参考消息(電子版)によると、中国が人工知能(AI)などハイテク分野での人材獲得に力を入れているとロイターが伝えた。

ハイテクは中国の経済成長を支える重要な柱となり、中国は世界でもハイテクの分野で中心的な存在にもなっている。中国国家統計局の統計では、情報技術(IT)とソフトウエア産業は2017年第4四半期に前年同期比33.8%成長。第3四半期も29%だった。

人材獲得の動きを加速させるとともに、その報酬も高額なものになり、優秀な人材には米国のシリコンバレーに匹敵するような報酬が支払われるようになっている。円滑に人材を引き抜くため、現在よりも5〜10割増しの額を提示することも多いという。

ある人材募集サイトの資料では、AI分野でトップクラスにある大学・大学院の卒業生は年収30〜60万元(約500〜1000万円)、3〜5年の実務経験を持つチームリーダーでは150万元(約2500万円)が提示されている。多くは北京や深センで募集されている。

報酬は2014年ごろと比べると2倍程度にまで増えているとの話もあり、海外で学んでエンジニアになった多くの中国人にとっても祖国への帰国は魅力的となっている。シリコンバレーに事務所を置いて優れた人材の獲得に動いている企業も少なくないという。(翻訳・編集/岡田)

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