2011年11月23日、中国・新華網によると、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙ウェブ版は同20日、世界最大の自動車大国に成長した中国で中古車市場が急速に拡大しつつあると指摘した。

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過去10年以上にわたり、急速に拡大してきた中国自動車市場。しかし、中古車市場はまだ発展途上段階で、参入企業も数えるほどしかない。ディーラー大手で中古車を取り扱っているところは少なく、多くは市場などで売られているのが現状だ。

しかし最近、独ダイムラー、フォルクスワーゲン（VW）、日産自動車など大手メーカーが、そろって中古車販売に本腰を入れ始めた。買い替えキャンペーンや修理サービスで顧客を引き付け、巨大な潜在需要を掘り起こそうというわけだ。独メルセデス・ベンツの中国支社では「二十代後半に初めて車を買う時、中古のベンツを買ってもらい、その後も顧客として引き止めるのが理想」と期待を寄せる。

中国の中古車販売台数は、まだ新車の4分の1足らず。新車販売が伸び悩む今、各メーカーは中古車の売れ行き拡大に望みをかけている。（翻訳・編集/AA）