中国高速鉄道に問題多発、「日本メディアが恥かかせ報道」との声も―米華字メディア

Record China    2018年2月16日(金) 8時0分

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11日、米華字メディアの多維新聞は、中国高速鉄道で故障や問題が頻発していることについて、「中国と高速鉄道をめぐりライバル関係にある日本のメディアが、この問題をことさらに書き立てていると伝えられている」と指摘している。写真は中国の高速鉄道。

2018年2月11日、米華字メディアの多維新聞は、中国高速鉄道で故障や問題が頻発していることについて、「中国と高速鉄道をめぐりライバル関係にある日本のメディアが、この問題をことさらに書き立てていると伝えられている」と指摘している。

中国は春節(旧正月、今年は2月16日)を迎え、大規模な帰省ラッシュが起きている。今年の帰省ラッシュは2月1日から3月12日まで続き、旅客数は初めて延べ30億人を突破すると見込まれている。

そうした中、2月8日には北京西駅から成都東駅へ向かう高速鉄道で重大な故障が発生した。乗客は途中の西安北駅で代替車両に乗り換えを余儀なくされた。また、同日には雲南省でも高速鉄道が2時間にわたって停電で立ち往生した。

1月25日には青島駅から杭州東駅に向かっていた高速鉄道で電気系統の故障による火災が起き、乗客らが緊急避難を強いられる事故も起きている。車両は3分の1ほどが燃え尽きた。日本のメディアは「中国は高速鉄道の海外進出を進めているが、この火災で中国の高速鉄道への期待感は揺らいだ」と報じている。

業界関係者は「中国の重工業は現在のペースで成長を続けると、10年後には日本と米国、欧州連合(EU)の総和を超える規模になる」とし、「このところ頻発する高速鉄道の故障は、そうした急速な成長を続ける中国にとって、慢心せず気を引き締めるべきだと注意を促す警鐘のようなものと捉えるべきだ」としている。(翻訳・編集/岡田)

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