<食の安全>国際基準採用はわずか2割、事件起こすのは業界大手ばかり―中国

Record China    2011年11月24日(木) 13時51分

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23日、大手冷凍食品メーカーの製品から「黄色ブドウ球菌」が相次いで検出された問題を受け、中国紙は食の安全基準の現状について、「国際基準を採用している割合はわずか2割」だとして問題提起した。写真は黄色ブドウ球菌が検出された三全食品の生産ライン。

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2011年11月23日、中国の大手冷凍食品メーカーの製品から食中毒の原因となる「黄色ブドウ球菌」が相次いで検出された問題を受け、中国紙・経済参考報は食の安全基準の現状について、「国際基準を採用している割合はわずか2割」だとして問題提起した。

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記事によると、中国の食の安全基準が国際基準や海外の先進基準を採用している割合はわずか23%。例えば、農薬の残留基準は米国の数倍も緩く、健康に有害なトランス脂肪酸を生成する植物性油脂に対する規制は全くない。牛乳1ミリリットル当たりに含まれる細菌の許容限界値も国際基準を大きく超えている。冷凍食品についても、現行の安全基準では黄色ブドウ球菌は検出されるだけで「アウト」だが、これが間もなく検体1グラム当たり1000〜10000に改正される見通しだ。

「メラミン入り粉ミルク」の三鹿集団、「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」の双匯集団、そして今回「黄色ブドウ球菌」が検出された三全食品や思念食品はいずれも業界大手の優良企業だった。今年5月に施行された「刑法修正案(八)」では死亡事件を起こした食品業者に死刑が適用できるようになったが、記事は食の安全を守る体制のさらなる強化を訴えている。(翻訳・編集/NN)

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