2018年12月12日、環球網は、ドイツ紙ハンデルスブラットの記事を引用し、ドイツ人留学生が語る中国生活の様子を紹介した。

記事は、ドイツ人留学生の話として「中国は法律が厳しいが、交通ルールは存在しないかのようだ。大学の授業のスピードは早いが、銀行の手続きは数時間待たされる。中国東部の都市、杭州で留学生活を送って3カ月近くになるが、中国の日常生活はドイツと大きく違う」と紹介し、「家賃はいくら？」「食べ物の値段は？」「外食はいくら？」「交通費はいくら？」「お金の稼ぎ方は？」の5つのテーマに分けて、説明している。

「家賃はいくら？」について、同留学生は「中国の生活費は想像よりも安くはなかった。少なくとも、大都市ではそうだった。大学周辺のアパートでは、12平方メートルの部屋に共用の浴室と台所付きで、毎月少なくとも250ユーロ（約3万2000円）かかる。上海や北京なら、賃料は倍以上になるかもしれない。だがアパートを探すのは簡単だ。微信（ウィーチャット）でキーワードを入力すれば、住宅情報や公開価格を見ることができる」と説明している。

「食べ物の値段は？」については「中国のショッピング環境はドイツと明らかに違う。ウォルマートのような大型のスーパーマーケットに行かなければ、入手できる西洋の食品は限りがある。普通のスーパーでは、パスタ、トマトソースやチーズなどは扱っていないし、扱っていても値段が高い。この記事を書くために、特別なテスト（1週間自炊）をしてみたが、約52ユーロ（約6700円）かかった」と説明している。

「外食はいくら？」については「中国では、外食にかかる費用の差が大きい。一般的には、3．5～13ユーロ（約450～1700円）くらい」と説明している。

「交通費はいくら？」については「公共交通機関に乗れば、本当に安い。杭州ではバスや地下鉄の運賃は2元（約32円）くらい。プリペイドカードを買ってチャージしたり、スマートフォンで支払わなければいけない」と説明している。

「お金の稼ぎ方は？」については「留学生の身分なので、学生ビザしかなく、仕事をすることは許可されていないが、内緒で仕事を探す人は少なくない。例えば中国人の家庭に私的に雇ってもらえる英語の家庭教師なら、90分で報酬は30ユーロ（約3900円）になる」と説明している。（翻訳・編集/原）