<企画>2017年の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版    2018年1月28日(日) 21時0分

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中国商務部と税関総署はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2017年の経済情勢に関して報告した。

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国家統計局のデータに基づくと、17年の通年の社会消費財小売総額は36兆6千億元(1元は約17.3円)に上り、前年比3兆4千億元、10.2%の増加となり、14年連続で2けたの増加率を達成した。最終消費の経済成長に対する寄与度は58.8%となり、4年連続で経済成長を牽引する1番目の駆動力になった。

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2017年の中国消費市場は安定した急速な発展を実現し、小売産業の革新・モデル転換の成果が目立ち、消費構造のバージョンアップが加速し、消費市場のアンバランス状態が絶えず改善された。

2017年には中国の輸出入総額が27兆7900億元(1元は約17.2円)に上り、前年比14.2%増加した。増加率は15年を21.2ポイント、16年を15.1ポイント、それぞれ上回り、2年続いたマイナス局面を展開し、6年ぶりに最高を更新した。

データをみると、17年の輸出額は15兆3300億元で同10.8%増加し、輸入は12兆4600億元で同18.7%増加した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆8700億元の黒字で、黒字額は同14.2%縮小した。輸出入の増加ペースは世界の主要エコノミーを上回った。世界貿易機関(WTO)がまとめた最新のデータでは、17年1〜10月には(米ドル建ての)中国の輸出増加率は米国を1.3ポイント、ドイツを0.5ポイント、それぞれ上回り、中国は9年連続でグローバル貨物貿易輸出が1位の貿易大国の座を維持する見込みだ。輸入増加率は米国を10.4ポイント、ドイツを8.1ポイント、日本を7.6ポイント、世界全体を6.5ポイント、それぞれ上回り、グローバル経済・貿易の成長促進において重要な役割を果たした。17年第1〜3四半期に、世界の輸入増加に対する中国の輸入増加の寄与度は17%に達し、輸入の世界シェアは10.2%になった。

2017年に全国で新たに設立された外資系企業は3万5652社に上り、前年比27.8%増加した。実行ベース外資導入額は8775億6千万元(1元は約17.2円)に上り、同7.9%増加し、通年の外資導入規模が過去最高を更新した。12月単月の外資系企業新規設立数は4837社で前年同期比36.5%増加し、実行ベース外資導入額は739億4千万元で同9.2%減少した。

2017年には、中国国内の投資家が世界174カ国・地域の企業6236社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は1200億8千万ドル(1ドルは約110.8円)に上り、前年比29.4%減少した。理性を欠いた対外投資が着実に、効果的に抑制されたといえる。対外請負工事の売上高は1685億9千万ドルで同5.8%増加し、新規契約額は2652億8千万ドルで同8.7%増加した。対外労務協力への労働力提供は52万2千人で同2万8千人増加し、年末時点の在外労働者は97万9千人だった。

■2017年対外投資の特徴

(1)「一帯一路(the Belt and Road)」参加国への投資協力が緩やかに推進された。

(2)対外投資の減少幅が徐々に縮小し、産業構造の最適化が進んだ。

(3)企業の対外投資と合併買収(M&A)が活発で、海外での資金調達の割合が高かった。

(4)対外請負工事は新規契約の大型プロジェクトが多く、輸出牽引の役割が目立った。

(5)海外における経済貿易協力区の建設の成果が明らかで、中国と実施国との共同発展を促進した。

(編集JZ)

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