2011年11月17日、中国紙・環球時報（電子版）は複数の韓国メディアの報道を引用し、韓国当局が16日からの2日間で「違法操業の中国漁船」を26隻も拿捕したと報じた。以下はその内容。

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この2日間、韓国で「違法操業の中国漁船」を拿捕する動きが活発化している。韓国の高官は痛烈な言葉で「中国漁船を厳しく取り締まれ」と叫び、韓国の主要メディアは中国漁民を嘲笑し、海洋警察の「手柄」を大々的に報じている。韓国YTNテレビは「16日と17日の2日間で『違法操業』の中国漁船26隻を拿捕。勾留された中国漁民の数は数えきれない」と報じた。

また、17日付韓国聯合ニュースは「韓国海洋警察が16日午後、船体をロープでつないで抵抗した12隻の中国漁船を拿捕」と報道。別の韓国主要メディアも同日、口裏を合わせて大々的に中国漁船の「違法性」を報じた。一部メディアは辛辣（しんらつ）な言葉で彼らを嘲笑した。

韓国紙・朝鮮日報は「ヘリコプターと特殊作戦部隊を動員し、中国漁船を“お縄”に」と題した記事で、今回の中国漁船に対する取り締まりには海軍の大型艦艇、ヘリコプター、高速ボート、特殊作戦部隊やソマリアでの対海賊作戦で使われた特殊設備までもが動員されたと報じた。

このほか、韓国紙・中央日報も「多くの中国漁船は太極旗を掲げ、韓国漁船のふりをして海洋警察を惑わせた。中国漁民は船首に先のとがった鉄の棒を取り付け、海洋警察を乗船させないようにした。乗船しようとすると鉄のこん棒やさおを振り回し、激しく抵抗した」と報じた。（翻訳・編集/NN）