オバマ米大統領が豪州で「中国など怖くない」、対中強硬姿勢をあらわに―新華社

Record China    2011年11月18日(金) 11時59分

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17日、中国国営新華社通信(電子版)は複数の海外メディアの報道を引用し、オーストラリア訪問中のオバマ米大統領が中国に対する強硬姿勢をあらわにしたと報じた。写真は1月、山東省の済南軍区で訓練に励む新兵たち。

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2011年11月17日、中国国営新華社通信(電子版)は複数の海外メディアの報道を引用し、オーストラリア訪問中のオバマ米大統領が中国に対する強硬姿勢をあらわにしたと報じた。以下はその内容。

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16日付AFP通信によると、オバマ大統領はギラード首相と共同会見を開き、「我々が中国を恐れているという見方は間違いだ」と宣言した。両首脳は2012年半ばから米海兵隊を同国北部のダーウィンに駐留させることで合意したばかり。同大統領はさらに「中国は貿易態度を見直すべき」「海上交通ルールを守れ」と警告。ここ数週間、中国に対して強気の態度を取っており、人民元切り上げ問題に対する中国政府の姿勢にも不満を示している。

同日付AP通信によると、同大統領は米海兵隊の駐留について「両国間のパワーと協力関係を強化するだけでなく、この地域の多くのパートナーの需要も満たすことができる」と述べている。これが中国を念頭に置いたものであるとは明言していないが、米国会は頻繁に「中国は強国としての責任を果たすべき」といった言葉でその意図を明確に表している。

こうした動きに対する中国側の反応について、同日付AFP通信は、中国外交部の劉為民(リウ・ウェイミン)報道官が「この地域の国々の共同の願いと合致しない」「現況にふさわしい行動ではない」と述べ、反発していると報じた。

また、同日付ロイター通信も「中国は米豪の軍事同盟強化が昨今の世界的な平和発展の流れに沿うものなのか、と反発している」と報道。さらに「中国政府は米国の今回の行動を『中国包囲網の構築をもくろむ米国の意図がさらに証明された』とみているはず」と分析している。(翻訳・編集/NN)

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